ブックレビュー:キレイならいいのか

1.何故この本を読むことにしたか

結論から言えば、タイトルと文章力の勝利です。
タイトルで「おや」と思ったら、手に取り、パラッと読んでみる。読みたくなりました。
「どうせ、ラディカルフェミニストの繰り言だろう。
『アタシはこんなに苦労してるのよ!』を、さも普遍的な女性差別のように粉飾して述べてるのであろう」
という思いもありました。
ところが。ぱらっと読んだ部分だけでも、論理に整合性がある。根拠としてあげてる事例も、(USAの事例や資料中心とはいえ)説得力がある。
そして目次に目を通しますと。
健康食品、美人コンテスト、メディアと美容業界のスクラム組んだ経済体制、就職差別や教育現場の問題といったものが列挙される。
ここで終わっていたら、
「問いを投げかけて、社会に啓発しました!系かー。つまらぬ!」
と判断するところ。
ですが、最後の章がありました。

『改革に向けての戦略』

ここをパラッと読んで、この本全部を読みたくなりました。最高評価をつけた点でもあります。

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