認知症Q&Aの本を借りた日

4/28(土)のできごと

夕食を長女家族とともにした後から、状態悪化。主張は以下のループ。

「長男が悪い行為を私に対して行っている」

「長女が悪い行為を私に対して行っている」

「孫のだれそれが悪い行為を私に対して行っている」

「私は(過去のさまざまな事例)で散々苦労したのに、こんな目に遭わされるなんて」

「私はもうどうかなってしまいそうだ」

「とにかくO病院(かかりつけ)に入院したい」

悪い行為の例:財布を盗っていった。通帳を奪って隠した。長男や長女、および孫たちの身勝手な欲望で、私が被害に遭っている。

その他、自分の記憶間違いや事実誤認も全て、上記のように認識している。

対応:長女、長男夫婦でO病院に連れてゆく。心電図等の身体検査は異常なし。トランキライザーを投与してもらい、本人の強い希望で個室に入院。週明けに、主治医とショートステイを検討することになった。

この日借りてきたのは、認知症Q&Aの本。

一つの例(素直にお風呂に入ってくれないときは?など)に一つの対応策、という内容であるため、必要に応じて拾い読みしやすい。「認知症の対応の基礎原則など、既知の情報は不要である」と見做す人にとにかく読ますには、こういう構成の本が良いと判断して、図書館から借りたもの。

速攻で「妄想が酷い場合」を読んでいた。

ニンゲンは限界の多い生物だが、それでも必要が生じれば、解決手段を求める生きものでもある。本人の性格や傾向に添った情報を、これまた添った提示方法で差し出せば、相応に食いつく。食った後、栄養になるかどうかは本人の努力しだい。私は成人したヒトに対し、『学習効果の測定』までは面倒を見ない。

 

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