認知症Q&Aの本を借りた日

行動指針

「しなびた肉体に、健全な記憶力と言動の可能な精神がピッチピチと宿ること」

なんて、ありえない。

「多大な自助努力により、記憶力が弱まっても、辛うじて精神は健全に保てる」

ことは、ありえる。

わが祖母の場合、さまざまな来歴がある。また、満たされない自尊感情のカタマリである。

これはいくつか理由がある。そのもっとも大きな理由は、周囲、特に直近の家族とのかかわりによるものである。

『そういう家族』とはどういうヒトたちか? 誰かのことを認め、ほめ、承認することが皆無に等しく、また相手の失敗をことごとく人格否定につなげる人たち、としよう。『そういう家族』を育成しちゃったのも、ご本人のなせる業。50%くらいは責任がある。残り50%は、家族側の自己研鑽不足。

『そういう家族』に囲まれていても、他所に自分の健全さを保つすべを持っていればよかったのに。持ってないから、こうなる。

「自分は認知症かも」

という不安と向き合おうとせず、否認した。

「自分は記憶力が衰え、不信感を持つようになった。自立した生活を自ら損なっている」

という認識も育たない。

来るべきと解っているものを、無用に恐れ、否定したところから、妄執が始まったといえる。妄執にとりつかれている。

最早「本人が自分で塩水を飲み干し、喉が渇いたといって騒ぐ」に等しい苦しみにつかっている。

自分からはまり込んだ泥沼に、浸かっている。

そういうさまで居るのだから、

「基本的人権は尊重しますが、自分で助かろうとしてないですから助かりませんよ」

と認識する。

週明けには、心理カウンセラー養成講座の受講手続きをとろう。

と決意した週末でした。10万ちかく投資して、メディカル・ドクターズ・クラークの資格を取っても、38歳で斜視があるようでは医療事務員に就職できないことが明らかになりつつある今日この頃です。6千円でカウンセラーになれるなら、そちらを取ります。

人生の楽しみは尽きませんのぅ!はっはっはっはっ。

 

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