ブックレビュー:”Owlsight”読了

LGBTアライとしての読みどころは、星堕(Starfall)が炎の歌のトーチャンなんですが、銀狐のことをパートナーと認めきれずに、
「あくまで心理療法士とクライアントの関係!」
みたいに言ってしまう件と、その後の周囲の、とくにダリアンと義兄弟たちによる扱いです。
銀狐は銀狐で、初対面でガチガチに固まってるダリアンの緊張をほぐそうとしてのことでしょうが、炎の歌が「寝てるときに寝言がすごいし、芋の飴炊きに目が無いし,etc,etc…」とお茶目炸裂。
ダリアンの義兄弟・雪焔(Snowfire)、雪焔の妻、夜風(Nightwind)は銀狐のことを完全に受容してるんですよね。
夜風はなんと、銀狐の姪。12歳のとき、「結婚なんてしない!」って誓ってたそうですから、オジチャンとしては夫になったのはどーいう人?って心配してたとかw
で、雪焔は「父は偉大なんだけど、ある種の事柄に関してはブタ並みの頭といわれてるからな」とぶーたれる。銀狐は抜かりなく、「彼の息子(炎の歌のこと)にも、同じような特質を認めるだろうよ」といってました。非難じゃなく、ユーモアとして。

炎の歌の外見は、ヴァルデマールの嵐(Mage strom trilogy)での結末から察するとおり。そして、外見に障害をもった人が、苦しみを乗り越えた後身に着ける受容の態度をもって居ます。それにしても良ツンデレ。
この後、ケイシャも彼に師事することとなります。

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