その点、人体、もっと言ってしまえば『ジンニク』に、毛ほども反応するものを持たない。そういう人間は、語りやすいのです。
語りやすいからといって、それはわたくしの内部の抵抗が薄いということでしかありません。
世の中の多くの人にとっては、「コンドーム」ちう話題すらようよう語れんものらしいことが、先日の救命法訓練の際に感じました。
男女不問で、いい年こいた人間がコンドームも持ち歩いてないようでは困ります。
君にレイプされそうになったら、我慢するという選択肢が消え、拷問してから殺すか殺してから死体損壊するという2択になってしまうではないか、と困惑してしまいました。カレもしくはカノジョが、わたくしやわたくしのような者を性的に虐待する日が、永遠にきませんように。
わたくしも持ち歩いておりませんが、その理由は非性愛だから、であり、かつ万一の際の選択肢は基本的に2択だからです。
さて、瑣末な2択はさておき。
わたくしが語りやすいからと言って、他の人が語りやすいかどうか?は別問題なのです。こちらのほうが、殺意の2択よりずっと重要ですね。