介護の先生とホワイトハンズのお話をしたお話

それで、わたくしは勇気をだしたか?というとさほどでもない。

「性的虐待についてきちんと教科書を押さえて授業をする講師がいたら、こういう風にお話してみよう」

と、事前に何度も何度も脳内シミュレーションしていた通りに、お話をしてみたのです。

 

『先生、一般社団法人ホワイトハンズって、ご存知ですか?』

 

と。そして、やり取りを通じて次のようにお話しました。

私自身は、Twitterで情報を捕捉して、ホームページをみただけであること。

その団体は、障害者や高齢者に、自慰をサービスする団体であること。

フェミニストからは、男性だけを前提にした主張である、と批判されていること。

でも、女性も利用者がいること。

具体的にどこの都道府県か、はよく知らないこと。

 

先生は、この団体のお話が初耳だった様子です。

でも興味を持っていただけたようでした。

 

もしかすると、物凄い転機になるような、よどんだ水に石を投じる、それもブリリアントカット・ダイヤモンドか、あるいは焼けて真っ赤になった石を放り込むかのごとき、ことをしたような。

暴挙と申しても良いかも知れません。

そういう気分ではあります。

それに、自分が毛ほども愛着を覚えない人肉のお話をするのは、自分に対して酷い、非道いことをしているような気分に駆られております。本当は、そのような気分に駆られる必要なんて、無いのにもかかわらず。

利用者からの介護職に対する性的虐待が少しでも減る契機になるなら、アナログ極まりない情報拡散をしても、いいじゃないのかしら。

そう言い聞かせつつも、やはり自分の波立つ心を静めるのは難しくて、このように回りくどく長ったらしい文言を費やして仕舞うのですよ。『名前をつけて保存』したら、あと心穏やかに過ごすので、決して無駄なことはしておりません。無駄と言う言葉そのものが、無駄の極みというのなら、わたくしが遣ったり書いたりすることは決して無駄でもあるまい。

そう思いながら、就職の夢も見られず静かに明日の準備をするとしましょう。

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