この論文の意味するところは?
端的に申しますと、
- 親がレズビアンである家庭の子は、遺伝上の父親を知る/知らないにかかわらず、17才になるまで継続調査された。子の性別は男女さまざま、10歳から17歳まで、レポート、チェックリスト、インタビューという形式で調査。
- 社会的適応、学校生活の適応、学習への適応において、明らかに全米平均を上回った。
- 社会的問題行動、規則違反(校則違反や犯罪)、攻撃性、逸脱行為は、明らかに全米平均を下回った。
- 上記の調査結果は、「子どもは遺伝上の父親を知っているか、いないか」や「母達が離婚してるか、してないか」とは関係なかった。
- 結論。レズビアン両親の家の子は、生まれてからずっと健全な心理的発達を続けている。この調査結果は、思春期にある青少年のケアにも関連し、「親になりたい同性カップル」から相談を受ける小児科医は参考とされたい。
ということです。妄想や憶測ではなく、青少年の現実を踏まえた調査結果から申し上げます。
「同性カップルの子だからといって、 とりわけ『劣った国民』になるわけではない(むしろちょっと優れた美質を持った子のほうが多くなるかもしれない)」