『根性』と言う言葉を、私が毛嫌いする理由。
「本人の自由意志による選択の結果」を、 『根性がある』と、褒め称える用法なら嫌いではありません。
嫌いなのは、次のような用法です。
『根性』という曖昧な用語の中に、何もかも詰め込んで。具体的な提案もない。人権侵害そのものに対する解決もない。
「自分は何も関係ないので、とにかくお前が努力してなんとかしろ」
と言う、責任放棄の言い訳に使う用法です。 「本人の自由意志や人権を無視」して、『根性見せろ』と、押し付ける用法だから嫌いです。
他の立場の人間がこの言葉を口にしていたら、私をして、ここまで尖った事は書かせません。 それを口にしたのが、介護職にある人だから。
「貴様の人間心理理解はその程度か! 」
という怒りが、込み上げてきたのでございます。
もうあと何年かそこらしたら。私も周囲に毒されてそういった言葉を吐くようになる、かもしれません。
彼らが気にろうとする人々 、彼らが得ようとする利益、そのために用いる手段。注意深く観察しようと思います。
己の魂、あるいは好ましく思う性質を損なわないために。