戦いは続くけど諦めない


規制反対の立場に回ってみると、時折
「まとめて抑圧するほうが、コスト低いし遣り易い」
って誘惑には、駆られますよ。
只まあ、そこから
「あいつらは抑圧されて当然、だって私たち善き市民と立場は同じじゃないんだから」
の論理までは3cmくらいの距離なんです。
私は「ある趣味への嫌悪感」と、「それは法律で取り締まるべきか」は厳しく分けて考えることにしています。

「嗜好は自由であるべきだが、私個人は受け入れがたい」(朝日新聞、平成26年5月9日夕刊(声)「艦これ」ブーム 戦中派不安 というタイトルの、マンション経営 森嵜武司(大阪府 75)の投書より引用)

というなら、なおさら。

「私個人は受け入れがたいが、嗜好は自由であるべき。面白おかしく娯楽にしていられるこの自由を、これからも保持していきたい。娯楽として知ったうえで、現実をよく考えてくれるならそれで結構」

と、理性的に考えることができるはずです。

実在のヒト(老若男女不問)を性的虐待せず、TENGAだろうがいろはだろうが、自分の性的欲求を適切に処理できるのであれば、どういう薄い本が用いられても、私は気にしません。
これを短く言うと、「ズリネタが何であれ、お互い気にしないでいいじゃん」です。

お互いの「アレな趣味」を尊重すること、しあうこと。
人生の楽しみを享受すること。
それができるように、寛容な社会にすること。
……が、大事なことですよ。
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