ドラクエX内で人権侵害ガーと言い立てるヒトたち

今日のお題はこちらの提案広場記事からです。(短縮URL)
http://t.co/4wr3ea2suA

根拠となる論文つきで反証求めたいのですが。
恰好いい任侠ヒーローの出てくる映画を見た後、肩で風を切るように歩く観客はいる(これを創作物の限定効果という)。でも、人生に重大な影響を及ぼすような危険行為、リアルやくざにケンカを売ったり(これを創作物の強力効果という)は、しない。

仮想ゲームの中でどういう属性の仮想のキャラをコンシェルジェにしようが、それは『実際にひどい目に遭わされてるヒト』には一切関係ない。
どういうコンシェルジェを雇おうと、プレイヤーの『現実行動にて、人権侵害を助長するような強力効果は存在しない』。する、というデータは知りうる限りありません。

現実世界の子供の人権侵害には全く興味も持たない人たち。
持ったとしても子どもの為ではなく自分の正義感を満足させるための人たち。
そういう人種が、先の提案広場みたいな事を『いい事言ってやった』顔で書き込む。

そんな事態にはこれまでも、これからも、NO!と言い続けますわ。
『青少年への性的虐待を助長するようなメディアやコンテンツの問題を社会に広く訴えていくことを目的とする』
とか
『アドボカシー(啓発)する』
とか言ってる人たち。
そういう人たちは、実在する被害者の声を、『自分たちの政治目的に利用する』ために拾い上げるんです。
手近なゲーム(この場合はドラクエX)の中で、攻撃しやすい材料を見つけてドヤ顔したいだけ(自分の正義感を満足させたい)。
ゲームの場ではあまり大っぴらにしたくない(する必要がない)と感じているから、聞かれもしなけりゃ黙ってるけど、私は性虐待のサバイバーとして断固、主張します。

運営さんも、他のプレイヤーの皆様も、こういう輩のいう事は一切聞かないでイイと思いますよ、と。

現実の子どもに対する支援をしてる団体にとって、こういう創作物内のイチャモンは足引っ張りでしかない。「創作物内での人間の子供がどうこう~」とか言ってる連中と、一緒にされては困ります。
上記の提案広場のような、
『現実世界の人権侵害と、創作物内のコンテンツを意図的に混同する主張』
は、えせ人権屋のものです。

単純に言うのは、すごく苦手なんですが(誤解されやすいから)。
実在する性虐待の被害者には「うゎ、関わりたくない」って内心でうんざりするヒトほど、「自分がいい人ぶりっこできる」ネット内での創作物叩きには、熱心ですよ。

私からの対案:『人間の青少年コンシェルジェ』がそんなに嫌いなら、自分のキャラでは使わない、フレンドとも縁を切る、チームからも抜ける。で良いじゃありませんか。あと、チャット表示一切拒否設定で、あらゆるコンシェルジェの萌え話を拒絶できますよ。

「不愉快に思う人も居るのだから自重しろ」の対義語は、「愉快に思う人も居るのだから尊重しろ」です。

不愉快を感じるのでゾーニングしたいのなら、不快を感じる側がコストを支払うべきです。愉快に感じる人たちの便利さを制限する形での『コスト支払』は、健全な社会ではありません。
と言うわけで、コンシェルジェ萌えのあまり引きこもり冒険者にならないよう、気をつけてアストルティア生活を楽しみましょうねっ☆(無理やり明るく締めてみました)
なお、この記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス
クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。ライセンス条項を守れば、自由に転載・引用・改変可能です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください