新刊情報:『上級者向け触手BL16』

 

cover_BL16 このいい感じの一幕が……
 cover_BL16_inside こうじゃ。

ということは無いので、安心してお読みいただけます。詳細は続きを読むからどうぞ。

14巻でスピンアウト編として展開してきた『山に住みたい魚の話』続きの4話を収録。

『とりあえず6つ』
メバルが水をあげて驚かれ、ボリス君の天然のろけ。…からのいい展開を台無しにされるお話。

『沈んだ王様と傭兵隊長』
ムーピー再登場ー!みゃはー! が最大の見せ場です。ローズ隊長も登場。

『司祭との邂逅』
アロモシト修道士がク=タイスに来なすった。ドデカス様とメバルの、過去をすこしにじませた一幕。

『ただそこにいる夜』
台無しにされたいい展開のやり直し。本質的に自分を与え過ぎで、とても死に近いメバルの引き受けた、恋のはじまり。
捕まえたり、押さえつけたりしないで、そこにいるのを大切にする距離感と扱いが、メバルにはとても大事だったということを描きたかった話。
『そう』でなくては、『一番の大切』と言えるほどの想いには結びつかないですから。
表紙画像は上記のごとくを描きおろし、今回は『君にキスする5秒前』なシーンです。中表紙は『夢魔が輝くお仕事の図』。
ここまで書くのに長かったよーな、短かったような。アニメ化前提のラノベやマンガ原作じゃないんですから、いいじゃないの境地です。

レギュレーションか基礎工事かって感じの一次ありきな二次創作じゃない。

それに、読者の既得知識にのっかった手抜きもやぱししたくない。

私の大好きな小説家は、海外のハイ・ファンタジー作家マーセデス・ラッキーなのですよ。読者層は当然D&DもAD&DもUltimaもMtGもWIZARDRYも知ってて当然なひと達なわけで、それでも彼女の作品は「英語で書いて400ページ越えが3冊で一つの物語」が当たり前の分量。

そういう作品を大好きな自分が、自分で書いてて
「説得力が感じられない」
と思ったらその作品は意味がない。

そういう風な作者ですので、途中で『カルコサス市のエロあり上等な連中』とか、3か月過去の『おっさんとおっさんとお兄さんと実はまだショタのPT』とかに寄り道しながら。悲劇の気配しかしねーよ!ってツッコミはさておき、『山に住みたい魚の話』は書いていくことと思います。

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