医師「デリング総裁の状態は予断を許しません。生命維持装置があっても、何時どうなるか……」
ミオリネ「どうなるっていうの?!」
医師「お、落ち着きたまえ、ミオリネ君」
スレッタ「そっ、そそそそうですよ落ち着いてッ」
ミ「これが落ち着いていられるかぁ!」
(コール音:プロスペラ)
ミオリネ「はい?」
プロスペラ「今よろしかったかしら。」
ミ「何の御用でしょうか(警戒max)」
プ「御父上の状態が良くないと聞きましたの。そこで提案なのですけど……」
プ「元来、ガンドフォーマットは医療技術だったのですよ。」
第13話タイトル 『希望の光』
ミオリネ「今ここで、クソ親父を失う訳にはいかないわ。会社としても、私個人としても。」
スレッタ「や、やっぱり、お父さんのことす、すすす、好ッ」
ミ「違うわよ! 反抗する相手がいなくなったら意味ないでしょっ」
地球寮の面々の心の声(素直じゃないなぁ)
デリング・レンブランは闇の中を漂っていた。
己の生命の輝きは、弱い。
一本のロウソクのように弱々しい。
それがこの濃い闇に溶けてなくなるであろうことを、もはや諦念とともに受け入れていた。
だが、声がしたのだ。
ミオリネ「お父様。今から接続をオープンにしていくわ。目を開けて。」
視界は唐突に開けた。
戸惑いながらも、デリングは己の生命の光輝が戻っていること、そして身体感覚が十全であることを自覚する。
しかし、十全過ぎはしないか?
古傷の痛みも、関節の軋みもない……そして視界はクリアすぎる。
OSメッセージ:System clear GUND format full connected …
株式会社ガンダムの新型モビルスーツ『キャリバン』は、こうして医療用ガンダムとして起動した。
デリング「私を以前の身体に戻してもらおう!決闘だ!」
エラン「理事長が決闘してはいけないという校則は無いからね☆」
次回 水星の魔女14話 『エアリアル 対 デリング』 デュエルスタンバイ!
おまけ:
ミ「せっかく生き延びさせてやったのに何よクソ親父!」
ス「ミミミオリネさんのおとうさんとた、た、闘うなんて」
デ「君に”お義父さん”と呼ばれる筋合いはない!」
ス「ひぃっ!?」