新刊『上級者向け触手BL23:山に住みたい魚の話4話』

『上級者向け触手BL23 山に住みたい魚の話5話』216円が配信開始しました。一連の流れの決着篇書いてたら時間がかかりましたが、これでひと段落です。 表紙は『ディユアンルーリン』店主、ツァオ・ナイナイさん。有翼人基準でいえばあまり美人とはいえないのですが、多くの冒険者から慕われています。 表紙画像上級者向け触手BL23

『想像の埒外』
町の子(乞食組合)やらも出てきますが、黒の暗殺者とカーウィーがこっそり接触してくる話。それとボリスが階段を踏み外す。

『何とかしたいときの話』
いわゆる足コキのエッチ。この二人だから成立するような。

『置き場所に困る』
黒の暗殺者の過去話。なんでカーウィーとつるんでるのか?の答え合わせ。クロが「お前を殺せば、少なくとも俺一人分は平和になる」って結論しなかった世界線です。

『罠を張る』
メバルに対する一連の襲撃の幕引き。戦力的には様々なメンバーが出てきます。 別の所では、『森の大鹿』が行方のわからなかった『ビアンフー信仰団』修行者を保護。『黒い神《くらきもの》』信仰団による『悲嘆と破壊の水底』所有地の襲撃が行われていたのだが、これはまた別のお話。
ハバジールについての種明かしもまた、別のお話。

『疑念と義務感』
修行時代の少年メバルと、彼を搾取した者がどうなったかのお話。リアルではないように描こうとはしましたが、書いててやっぱり、作者の古傷が痛かった。復讐は清算のためにするもので、その方法は多様です。『空飛ぶスパゲッティモンスター』様を信仰するドデカス様と、彼に率いられる教会のやり口は、ことのほか「表向きにしてある部分」と「裏向きの部分」の落差が激しいようで。
メバルが受けた虐待や搾取はこれだけではないのだけど、ひどく影を落とさなかった例もある、と言うお話。

いずれのお話も、イラストも、CC-BY4.0国際ライセンスにより、二次創作、三次創作を歓迎しています。やれると思ったらやってみると良いのです。技量の優劣はこの際気にしない方向でね。

配信開始『上級者向け触手BL22』

本日、『上級者向け触手BL22 山に住みたい魚の話5話』108円を配信開始しました。クトゥルー信仰のみならず、ヨグ=ソトース信仰まででてきますので、本書を読まれる方はご自身の信仰箇条に照らして問題がないならお読みください。

上級者向け触手BL22カバー14巻からこっち、ほぼTS(性別転換あり、の意)話ですね。
今回に至っては、唯一のエロあり話が異性エッチじゃねーか嘘つき!って呼ばれるような内容です。
これを書くために、マリオン・ジマー・ブラッドリーのダーコーヴァ年代記シリーズ『惑星壊滅サービス』を何度も読み返しました。実際にはおおきく違う内容ですが、面白かったし刺激になりましたね!

『手のひらを握る』
記憶を取り戻したボリスと、恰好いいこと言うメバルのお話。そして、心を許すがゆえに揺り戻されるPTSDのお話です。ボリスがいいやつで良かった。

『教会騎士の帰還』
イケメン修道士、メバルの味方につきつつもドデカス様への忠誠は捨てきれず。この後どうなったかは、まだ別のお話です。それにナナノナナエニヒトツカケ様も、絶対的な味方にはなりえません。彼は彼で、出来ることが多すぎる分、ひとつルールを破ったら次から次へと掟破りをしそうになる自分を知ってるからです。それに、掟破りをし過ぎる結果も。

『ヨアクルンヴァルの大あくび』
タイトルはのんきに、内容は介護疲れで家族崩壊寸前。現実世界の日本は、ただでさえ低い介護報酬を削るよう財務省が要求し、厚生労働省はそれを受け入れ、今後もっと福祉給付を削る予定です。他人ごとじゃないのよ。
とはいえこれは創作なので、お金持った僧侶が手助けを申し出るし、話をこじらさずに説得してくれそうな伝手が見つかります。とても運よく。重くなりそうな話をさらに手詰まりで終わらせるのは、書く側としても好みじゃないし、読みたくないお話ですからね。

『片付け済ませてから』

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『上級者向け触手BL21』が配信開始です

Cover_BL21というわけで、『上級者向け触手BL21お値段108円、アマゾンにて配信開始となりました。14でスピンアウト編として展開してきた『山に住みたい魚の話』続きを5話収録。 既刊案内はこちらからどうぞ。

『お父さんは許しませんからねっ』
アロモシトが複雑な心境の短い一幕。そしてテイ・スロールは前向きで、彼なりに精一杯、メンバーの事を考えています。攻撃呪文ぶつける云々はさすがに冗談ですが。

『忍んでないで堂々と』
オアイーナブス&シアバス再登場。オアイーナブスが最初に出てきたときは考えて無かった設定(侍大将になりたくない)と、今回の地震と二次被害が組み合わさってこういうお話になりました。シアバスの方がメバルに寛容というか、割り切ってます。オアイーナブスは融通の利かなさで、善意なのにメバルに引かれちゃう損なひとです。

『早くもどれと祈る』
『お父さんは~』よりもアロモシトの内面に踏み込んでみた一作。メバルは、知らない食べ物でも食べられるなら味に頓着しない、良く言ってチャレンジャー。アロモシト修道士のフォローが炸裂しなかったら、どういう料理ができていたことか。

『火山の黙するとき』
フィンとメバルの対話形式で、主にフィンが語る彼の過去。既存の物語にちょこまか出ておりましたが、ヘイファやネダー=スの事情は、フィン主軸で語るとこういう事だったの種明かし篇です。
「危なっかしくて見てらんねぇよ」が口癖の意地悪オッサンですが、性格は男前。しかも料理が上手いとか惚れますね。

『If話 黒恵の子が男だったら』
おまけです。異種いいよね異種カプ。黒傑は「あー歩くのやだなー」って髪とかしながらぼやく美少年だと思います。運が良ければ権力者の囲われ者、普通なら「私のものになってくれないならいっそ…!」と刺されるようなタイプ。

いずれのお話も、イラストも、CC-BY4.0国際ライセンスにより、二次創作、三次創作を歓迎しています。やれると思ったらやってみると良いのです。技量の優劣はこの際気にしない方向でね。

『上級者向け触手BL20』が出ました

というわけで、『上級者向け触手BL20』お値段105円!がアマゾンにて配信開始となりました。14でスピンアウト編として展開してきた『山に住みたい魚の話』続きを5話収録。 既刊案内はこちらからどうぞ。cover_BL20

『相応しい代替』
魂の欠片が作動するお話、そして代替された肉体はさておき、というトラブルの始まり。

『揺れそうな信念』
マジで記憶ないボリスと、看護を引き受けざるを得ないメバル。基本的にはボリス視点で描写、とはいえ半分寝てますが。

『揺れなかった訳ではない』
さきの話をメバル視点で描写してみました。相手が自分のことを覚えてないというだけで、後ろ向きになってしまうメバルに、チャラい大魔術師からのまさかのヘルプ。

『ぶちのめしてやりたい』
完璧に見える、あるいはそうしようと頑張ってしまうメバルが、冗談ではあっても弱音を吐く。だから、「むしろ安心してるよ」とヨアクルンヴァルも受け止めてます。
物語中では名前を描写していませんが、門番をしていたのがホールカ。設定資料には載せました。

『大魔術師の嘆息』
チャラい魔術師のまさかのヘルプ、の前後事情を明かす一篇。トエハタエは相変わらずの忠犬。そしてアルディオ・エントリーノ筆頭秘書官はむっつりスケベが過ぎて、補佐官を妊夫にしようと計画。補佐官も確実に、主《あるじ》の影響受けておりますな。
馬鹿かお前らと言いつつ、面倒を見てあげるあたり、ナナノナナエニヒトツカケ様は天才魔術師なのです。

希望があるということは、逃げ出せなくなるってことでもあるのです。このエピソードはもうちょっと続くんじゃ。

いずれのお話も、イラストも、CC-BY4.0国際ライセンスにより、二次創作、三次創作を歓迎しています。やれると思ったらやってみると良いのです。技量の優劣はこの際気にしない方向でね。

『上級者向け触手BL19』が配信開始です

というわけで、『上級者向け触手BL19』お値段110円!がアマゾンにて配信開始となりました。14でスピンアウト編として展開してきた『山に住みたい魚の話』続きを6話収録。 既刊案内はこちらからどうぞ。
Cover_BL19『フローグとの旅路』
指輪に関する一幕を描写したいがために入れました。願わくば君の指輪になりたいもの、ってのは指輪をつける習慣のある種族に独特の詩歌ですね。それとムーピーのとんがった才能を紹介。

『フォンスイ農場』
今回のクエストの重要部分です。そしてメバルの死の開放と、自分に掛けられた≪強制≫について。
TRPGのゲームマスターだったこともあり、こういう風に地図書いて情報整理しながら、時間系つきで展開しています。

『緑眼の狼犬』
元カノってだけで不穏なものがいっぱいあります。

『報告はめんどくさい』
重傷を癒しはしたけど、メバルの後始末は相応に大変だったというお話。地震が止まっている理屈の説明。そして、メバルの死に易さと、先が長くないと思っている告白。

『次のない油断』
伏線回収。油断があったとはいえ、マーリはただの獣ではなく『対人戦闘のやり方を心得たうえで獣化』した殺意の塊。斥候兵の鼻をごまかすための工夫は当然やったうえでの不意打ちです。また、ボリス側も≪乗馬≫スキル無しでの状況下、マイナスつきACだったとお考え下さい。
≪魂の欠片≫があるから、死んではいませんが、だからといって安心できるわけでもない。

『前日譚 始まってすぐの終わり』
R-18描写ありの修行時代の少年メバルのお話。そして、ドデカスがドゴン族から『一番の大切』扱いで恋慕されるお話。その戦慄が、劇烈な反応となってメバルに跳ね返った結果、今のメバルの基礎につながっています。
ドデカスのやったことは、悪意ではなく奉仕本能に基づいているため、決定事項を覆すようなお願いは決して聞き入れませんが、だからといってこれ以上悪くするようなこともしない。
メバルが深淵の僧として覚醒するお話は、また別のお話。

表紙画像を描きおろし、今回は『フォンスイ農場での戦闘』のワンシーン、というイメージ画像でございます。DAZ3Dのフリーモデル(デッサン用下書き人形としても使用も許諾済み)を下絵に、PainterXで描いた後、コミpo!で文字いれしてから、単コマ画像出力で表紙にしました。

そうそう、今回から、青空文庫組版タグをテキストファイルのうちに組み込み、ルビ振りしました。とても綺麗なePUBが作れるうえ、読み上げツール対応にも万全とあって、今後はこの形式で発表する予定です。
次回は『次のない油断』のあと、どうなったんだ?をお送りいたします。

いずれのお話も、イラストも、CC-BY4.0国際ライセンスにより、二次創作、三次創作を歓迎しています。

Kindle配信開始『上級者向け触手BL18』

cover_BL18今回はスピンアウト『山に住みたい魚の話』4話です。時間があまり経過してません。『上級者向け触手BL18』Kindle版 ¥100

『空腹が一番危険』
アロモシト修道士のご飯大好き全開。そしてちょっとセイエン隊長のお話。

『話せることと話づらいことと』
メバルの告解と、ボリスの理解。PTSDの理解ができたとはいえ、メバルと付き合うのはこれからまだ驚かされたりすると思うよ。R-18描写あり。

『教会騎士と一緒』
R-18描写あり。アロモシト修道士が身長差カプになるって面白そうじゃないか、というのと元・香料売りの進歩を描きたくて書いたお話。ネダー=スが人生を灰色に塗りそうになってること、ナニャーナ姐さんはお見通しなのです。

『英雄は降りたい』
『空腹が一番危険』ですこし触れた70年前の事件、≪星の剣≫傭兵隊、ローズ隊長のお父さんセイエン=ケン登場。面白そうな背景は持ってますが、メバル達と絡む予定は今のところ無し。

表紙画像を描きおろし、今回は『ヨアクルンヴァル』鎧着用姿。恰好いいぞー!逞しいぞー!という萌えをできるだけ詰め込みました。
中表紙は表紙画像の彩色版でございます。

cover_BL18_inside重装戦士なので、タワーやラウンド、スクエア各種シールドを攻守両方で使いこなします。

Kindle版 ¥100

シリーズ紹介ページ

【新刊】上級者向け触手BL15

Cover picture BL15アマゾンのキンドル用電子書籍『上級者向け触手BL15』が販売開始となりました!お値段は150円とリーズナブル、内容は紙の本で71ページとお買い得になっております。

さきの『上級者向け触手BL』1-7で本編として展開してきたお話の続き、4話を収録しました。

『連環のひとつ輪』
ドデカス様の暗躍話。メバルが実はヤバい状態なのですが、これはまた別のお話。

『5つ減らす』
トリアコンタスがテトラコスになるきっかけのお話。色々壊れてるけど、トリアコンタスの中ではちゃんと理が通っている。この後どーなるかは別のお話。

『忘れっぽい相談』
好きなもの以外なら、地図の上から消すのに頓着しない、そんなお話。魔術師ナナエの記憶領域がちょっとアレな件。

『マルウェカッスルの夜』
ポリヴェアグをぶち倒して、恋人としっぽり温泉♪という心温まるような温まらないようなお話。魔術師ナナエはチートな存在だけど、依存されるのは嫌という、ギリギリの線引きをしています。
表紙画像を描きおろし、今回は『教会騎士アロモシト&ククルラゥプ・トリルァイク』です。どこのノベルブランドもやっとらん(と思う)レベルのBL要素排除。

 

新刊と既刊再販のお知らせ

cover_BL14Amazonにて『上級者向け触手BL14』が販売開始されました。

それと、先の記事で改訂中だった『上級者向け触手BL』9-11が再販されましたこと、合わせてお知らせいたします。詳細は「続きを読む」からどうぞ。 続きを読む

新刊のお知らせ『上級者向け触手BL13: 山に住みたい魚の話 16-22』

cover_BL13『上級者向け触手BL13: 山に住みたい魚の話 16-22』が出ました。Kindle版と書いてありますが、スマホでもPCでもお読みいただけます。

気になるお値段は日本Amazonからですと¥210となっております。今回収録したお話は『山に住みたい魚の話16-22』の6篇、詳細は「続きを読む」からどうぞ。 続きを読む