パプリカ抽出色つきの石けん 解禁

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本日、先月仕込んでみたパプリカ抽出油の石鹸を解禁しました。カットした時点でも、すごく色鮮やかな石鹸でしたが、 1ヶ月経つと言うのに色は衰えておりません。画像ではレッドクレイで色付けした石鹸と、以前のドライトマトから抽出した油の石鹸2種類を比較に置いてみました。

パプリカ抽出油石鹸2

 

ドライトマト抽出油は、乳液やその他そのまま用いるコスメティック素材としてならば、色は落ちないのですが。苛性ソーダという強いアルカリにさらされる石鹸の場合、退色してしまいました。

肌適性や、洗浄力といった意味では

特 性 ポイント
肌適性 7.1
洗浄力 8.2
起泡力 6.9
硬さ 4.8
くずれにくさ 4.8
安定性 4.9

上記のようなスコアです。柔らかくて崩れやすいけれど、とても良い石鹸ですね。

パプリカ抽出色つきの石けん カット

昨日仕込んだ石けんを、木枠から取り出してカットしました。その写真がこちらになります。

パプリカ抽出油の石けん カッティング

仕込んだときより、赤みが増したように思います。これから一ヶ月の熟成期間を経て、どのような色合いになることか。人生の楽しみですね。

なお、写真に写っている『牛乳パックとなめこスナックの残骸』めいたものは、牛乳パックとなめこスナックの空き箱で作成した、自家製『ソープカッティングガイド』です。奥に光って見えるのが、カット用の釣り糸です。
「カッティングガイドとは、つまるところ『縁に糸を沿わせて、真下に下ろす』のと、『下側に空間があること』が条件。
『厚みを均一にできるような目盛り』がついてればよし。
また、カット時点の石けん生地はやわらかいのに、危険極まりないので、手が直接触れないように押し出すチューブでもあるべき。」
結果、数枚の牛乳パックと、その時たまたま手近に合ったなめこスナックの空き箱でこのようなもんが出来上がりました。接着はセロハンテープです。用に足りればいいのですよ!

パプリカ抽出色つきの石けんレシピ

先日の記事に引き続き、赤い色のついた石けんに挑戦中の今日この頃。本日はパプリカ粉末で抽出した、すごく赤い色の油を用いて石けんを仕込みました。

石けんのタイプ:  固形石けん(苛性ソーダ使用) 製作日: 2013/06/09
石けんの名前: パプリカ赤色テスト用 気象条件: 天気:曇り    室温:25℃  湿度:60%

材料

油脂名(鹸化価) 分量 油脂全体に対する割合
キャノーラ油 160g ( 26.6%)
ココナッツ油 100g ( 16.6%)
米(ぬか)油 342g ( 56.8%)
油脂合計 602g
他材料 分量 備考
アルカリ(苛性ソーダ) 79.1g (アルカリの純度99%)(鹸化率92%)
水の量 205g

トマト抽出色つきの石けんレシピ

使用油脂 キャノーラ油、米ぬか油とも、ドライトマト粉末をウルトラ抽出したもの。

石けんのタイプ:  固形石けん(苛性ソーダ使用) 製作日: 2013/06/01
石けんの名前: 201306トマト色 気象条件: 天気:晴れ    室温:24℃  湿度:60%

材料

 

油脂名(鹸化価) 分量 油脂全体に対する割合
キャノーラ油 180g ( 35.6%)
米(ぬか)油 325g ( 64.4%)
油脂合計 505g
他材料 分量 備考
アルカリ(苛性ソーダ) 62.6g (アルカリの純度99%)(鹸化率92%)
水の量 172g

土曜日の休日にも、お試し予定です。さーて、どのような色になることか。

トマト抽出油のクリームがとってもオレンジ色

トマトの抽出オイルがすごくオレンジ色な件

いわゆるウルトラ抽出を試しに遣ってみました。

刻んだドライトマト10gをお茶パックに入れたものに、無水エタノール(消毒用のアレ)を10cc加えて、150cc入る保存容器に日陰常温保存。
気づいたときに押し混ぜ、一週間放置。
色素が抽出されたところで、キャノーラオイル100ccを加え、これまた色素が抽出されるまで一週間から二週間放置。
湯を張ったフライパンに、小さな金属ボウルをいれ、お茶パックごと容器の中身をあける。
気泡が消えるまで10分間弱火で湯煎。
気泡が消えても10分間湯煎。
常温にさめるまで待つ。
お茶パックをひきあげ、よく絞る。

こうして、『とてもオレンジ色のトマト抽出油』ができました。 早速乳液と、スキンクリーム(紫外線ケア目的)を作成。レシピをこちらに。写真も撮ってみました。  続きを読む