共同親権の拙速な導入に反対しています

流石に、#共同親権 まわりで言い方がよろしくない話を、選りによって表現の自由勢からも耳にしたのですよ。

まず、福原さんの単独親権悪用事例を批判するのと、今、日本で導入されようとする『制度設計もロクにできてない』共同親権に反対するのは、両立します。

悪用事例は批判する。

が、悪用事例をもって 『共同親権の反対者は、実子誘拐を容認する連中だ』 のように言うのは、藁人形論法というのです。

議論は常に誠実に。

情報視界の差はいかんともしがたい。

表現規制まわりで、過去の経歴からのnote記事が人気ある人が、共同親権推進の記事も書いてらっしゃるし。(私は一読して、丁重に反対のツイートをしたあと、二度と読まないことにした)

創作物規制でも、新型コロナワクチンでも、何でもそうなんですけど。
私を納得させるだけの証拠を提示してくれれば、きちんと意見を変更しますよ。

でも、 #共同親権 を導入して、
・夫婦の係争が減って子育てが円滑にうまくゆくようになった
・子の精神的安定が増し、成績や社会活動が活発になった
そういう感じの、査読付き論文が無いようです。

そういう論文や、きちんとした所の調査結果を持ってきていただけるなら、ちゃんと拝読したうえで、支持できる内容なら支持しますって言ってるのです。

えー、令和3年の内閣府『離婚と子育てに関する世論調査』を今頃持ってこようとする方へ。

より新しい、共同親権制度についての情報が周知された時点で行われた、こちらの調査結果の方が、信頼性が高いと評価します。

離婚後の「共同親権」について1,400人超のママたちが回答。「賛成」は2割にとどまる結果に

これも情報視界の差なのですが、 『私がフォローしている相手』には、実在する児童の保護、見守り、指導に関わるひとも居ます。
そういうひとが、書いてらしたのですよ。

「共同親権は制度設計もロクにしておらず現場に丸投げ、家裁はパンクすると悲鳴を上げている。共同親権で紛争が減ったという研究はない」(複数ツイートからの大意)

『実在する人の人権』は、私の軸足の置き所です。なのでそこから調べて、うっわやべーじゃんこの法案、なんでパブコメで反対意見多数なのに押し切ろうと
となったのが発端です。

『左派』だの『共産党』だの『立憲民主党』だの、党派名だけで人の政治信条を判定してはいけない。

「Aという件では前提情報自体がおかしな主張をしてる相手でも、
Bという件では最前線かつ、歴史を踏まえた情報量をもつまっとうな主張の持ち主」

というのは、ザラにいるんですよ。
例えば、創作物規制については規制大好き千田教授ですが、トランスジェンダリズムに対しては実在する児童の人権を擁護すべく、適切な論陣を張っています。
この程度で脳がバグるようなら、政治的にはお幼児ですわよ。

繰り返しますけど #共同親権 推進者たち、何故か

・自分の側が得をする/感情的に満足することしか考えてない
・対立する元伴侶を犯罪者呼ばわりして平気(そんなので共同親権を円滑に運用できるの?)
・子の最善の利益、とか子の福祉、といった言葉が、他の表現でも全然出てこない

こういう主張するひとたちに賛成しろって? 無理です。

下記のような事例を、「 #共同親権 なら防げた」などと言うのは、殺された子どもの命に対して、不誠実であると思います。

【ニュースの深層】離婚後の父が復讐鬼? 子供との「面会交流」で殺害の悲劇が止まらない sankei.com/article/2017… @Sankei_news より

本当にね、 #共同親権 を導入して、

・夫婦の係争が減り、円滑に子育てができるようになった
・子の精神的安定が増し、福祉が向上、成績や社会活動が活発になった

そういう、児童心理学なり児童教育なりの査読付き論文を証拠に出してくださいよ。
私を納得させるだけの証拠を提示してくれれば、きちんと意見を変更しますよ。

政治的信条で、青少年に対する医療過誤を容認すべきではない。

産経新聞社から『トランスジェンダーになりたい少女たち』が出版されることになりましたね。私のあの本についての評価は以前書いた通り。著者はバイアスかかってるけど、インタビューされた少年少女、その家族は不可逆な性別変更やジェンダー治療を後悔してる。その事実の重さは変わるものではない。
どーせ出版するなら、『Time to think』だせよ、って思ってます。

ところでなぜか、こんな記事が公開されていました。

波紋広げた研究論文、トランスジェンダー伝染説はいかにして利用されたか https://www.technologyreview.jp/s/285249/how-the-idea-of-a-transgender-contagion-went-viral-and-caused-untold-harm/

内容的には、『トランスジェンダーになりたい少女たち』の著者含め、インタビュー対象の家族たちが「トランスジェンダーは感染する」という根拠のない伝説、嘘論文に騙されているという主張でした。

が、”応用トランスジェンダー研究センター(Center for Applied Transgender Studies)所長を務めるT・J・ビラード”という立場の研究者、トランスジェンダリズムを推進してるポジショントークでは? と疑いをもつに相応しい記事でした。

確かに、『トランスジェンダーになりたい少女たち』の著者、アビゲイル・シュライアーの立場にはそもそもバイアスがある。

しかしLGBTQ活動によって「ネット”も”利用した青少年の囲い込み」が行われている、という事実は変わらない。根拠論文は不正確な内容である、と指摘することはできても、『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』 というサブタイトルにある通り、あの本はSNSでの囲い込み行為も含めた、青少年への扇動、誘導を問題視している。

「トランスジェンダーを積極的に承認し、単に思春期の別の問題で精神的に揺らいでるだけの少女たちに、不可逆な性別変更を迫る」勢力があることは事実。 タヴィストック・ジェンダー・クリニックの問題をBBCが『Time to think』で指摘した通りである。

日本語でアクセスできる文字情報なら、こちらが情報多い。

・LGBTQ団体が、他の問題で悩んでいたりする青少年に、トランスジェンダーではないかと誘導して、健康被害をもたらしている。
・タヴィストック・ジェンダー・クリニックは、十分なカウンセリングをせず、実験的な思春期抑制剤→性ホルモン剤→乳房切除/生殖器官切除を行い、フォローアップをしていなかった。

タヴィストックジェンダークリニックが閉鎖 togetter.com/li/1923225

また、ショッキングな画像があることを事前に言っておくが、こういったまとめもある。

『もはやカルト宗教』ジェンダー・イデオロギーを信じて健康な乳房を切断してしまった女子高生に衝撃を受ける人達 https://togetter.com/li/1955435

現に今の日本においても、親に嘘をついてでもセクマイの集会(なぜか勉強目的の大人や青少年はお断りされ、悩めるセクマイ少年少女だけが参加を許される)に勧誘する運動『どこへ行くのと聞かれたら』がある。 このTwitterのハッシュタグは遠藤まめた(SRS手術をしていないが、性自認は男性だと言っている活動家)さんが始めた。当然ながら、その後多く批判されている。追記すると、『思春期ブロッカーは可逆的で、副作用は「少ない」』と主張し、批判もされている。(遠藤まめたさんによれば、思春期ブロッカーは可逆的で、副作用は「少ない」そうです。 千田有紀 https://note.com/sendayuki/n/nb777adcbdf54?sub_rt=share_b )

青少年を両親や公的支援から切り離し、囲い込む勢力のひとつが、
『トランスジェンダリズム(性自認至上主義。性自認がXXなら女性として扱うべきであり、性別変更手術等は必要ないとする)』
を取り入れた性的少数者のカルトではないか。

そう指摘することは、私が反トランスジェンダーではなく、 青少年の健全な育成を願う大人なら当然のことである。

トラウマや、家庭の問題によって居場所が無く、不安定な青少年は、その問題を解決する支援を受けるべきである。
『不必要な』性自認の問題へと誘導され、必要のない思春期ブロッカー(健康被害が指摘されている)や、乳房切除手術を受けるべきではない。

大人たちの政治的信条で、青少年に対する医療過誤を容認すべきではない。 そう言ってるのですよ。

ヤングケアラー施策周りの話

発端はこのニュース。

中2の18人に1人「ヤングケアラー」、悩み打ち明けられず…こども家庭庁が支援強化へ : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240221-OYT1T50109/

”ヤングケアラーが介護から離れて、子どもらしく過ごせるキャンプなどのイベントを想定している”
これを車輪の片方として、私は評価します。「子どもらしい時間を保証する」です。

車輪は二つそろって回すもの。 もう片方は、「ヤングケアラーを生み出さない社会を作る」です。

ただ、「社会の構造を変革しろ、大人の労働問題も含めて解決しろ」は子ども家庭庁単品でどうにかなるものではない。

子ども家庭庁単品の施策としては、「子どもで居られる場所、時間を保証する」今回の支援強化。 私は『必要なことをしている』と評価します。 ヤングケアラーの必要ない社会を目指すための、両輪の片方を回してるんですから。
厚労省はじめとした他の政治は、もう片方の車輪を回していただくべきです。

この支援強化を批判してるむきは、問題への焦点の当て方が一面的である、と考える。

「ヤングケアラーとして振る舞う必要のない場所、時間」を保証する施策は、各自治体でぜひ積極的に行ってほしい。 こうして国(子ども家庭庁)からもお金もらえるんだから、頑張れ。 と、地元の地方自治体を監視……見守り、激励することは、善き市民の義務と申せましょう。

ただ『バラマキだ!』っていうだけなら簡単です。
『どうすれば/どうあれば、バラマキじゃなく、最終目標としてのヤングケアラー無くすために資する政策になるのか』
という話ができないといけないですよ、市民。

『キャンプ等で一時的なレスパイトケアを公的に支援します! だから18歳になって成年ケアラーになるまで耐えてね!』

だったら、バラマキどころか、非情にして非道な、国家による子どもの搾取を推進してることになりますよね。
最終目標としてのヤングケアラー無くすために資する政策になれるのか?

お金という強力な支援を地方自治体に行うなら、 『それがヤングケアラーであるところの人々に、具体的にどういう効果がったのか』 負担が軽減されたか、本来その人が営むべき健康な生活に時間をさけるようになったのか、といった 『評価指標を設け、施策の評価を行う』 べきですね。

子ども家庭庁の動向には注意が必要ですし、
「評価指標は何をもって充てるのか? 施策の評価は各自治体まかせでいいのか? 統一した評価がなければ、ヤングケアラーへの一時的なレスパイトケアは、単に現状維持を強いているのではないか、という懸念がある」
って意見する心づもりはある。

代表者の、ちょっと常識を疑うような消費行動ツイートを覚えていますので、NPO法人フローレンスには、レントシーカー疑惑をかけてますの。 今どきの言い方をすれば、『公金チューチュー』でしたっけ。

大局的な話をすると、国家としては国民のできるだけ多くのメンバーに、高額納税者になって欲しいのよ。 ヤングケアラーへのアンケートで、「自由な時間」「学習支援」が2大ニーズ。

ヤングケアラーの実態に関する調査研究 https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=102439

身近な大人のお世話に、時間や体力を取られてる子どもの姿が、上記の調査で見えてくると思う。(特にしてほしいことはない、が小学生で50%とか、どんだけ精神力削られてるの!?)
そういう青少年が成長しても、身近な大人のお世話に時間も体力も取られた成年ケアラーが出来上がるだけです。

国家としては国民のできるだけ多くのメンバーに、高額納税者になって欲しいのに、
学習時間が確保できんから、高い知識・技能を必要とする仕事に就けない。
家族のケアのために、8時間労働とかに就けない。
結果:低収入で低納税額の国民が増える。
だから、ヤングケアラーを減らす施策取る。

こういう観点で見ると、 『低年齢のケアラーをケアラーのまま、成年なるまで温存する』 ような、お金だけバラマキして、評価は特にしないよーな施策じゃ困るんすよ、って話ができると思います。

私はね、何を見聞きしても 「政府はダメダ!政権はだめだ!」 と憤激の巨人になるひとを軽蔑してるんですよ。
自分も受益者かつ、政治参加者であるという意識があれば、
「ここを変えれば良くなる」
「この策の評価はどうなっているのか」
という話になるはず、それが日本国憲法の精神ではないかしら?

まだ発売されても居ないAVについて

/* ページまたいだ部分に追記しました。「某団体が絶対激おこ」という前提で話してるけど、本当にそうかなって。 */

何度でも繰り返しますが、まだ発売されても居ないAVについて、コメントは差し控えさせていただきます。

「表現の自由」は発露の自由しか保障しないんだから表現結果の責任に対する免罪符ではないんだよ。(元ツイートは炬燵どらごんさんによる。)

上記に尽きます。
表現物に上下はないし貴賤もない。
技巧の良し悪しはあるでしょうがそれは『見て聞いて読んで』判断すべきものです。

ただし、出した方々は結果の責任を問われる覚悟、おありでしょうね、とは思います。そして1日経過して様子を見るに、

「一度は『表現の自由』を掲げた人間が、世に出る前の創作物をお気持ちでキャンセルした」

という事実だけが残りそうで、イヤンな予感です。

とある元AV監督さんが希望的観測を言ってると、逆にイヤンな予感が強まるのですよ。

・表現の自由界隈やアンチフェミ、アンチなんとか団体な連中がヤンヤしてくれる見込みだった
・実際は、プロダクションにそこまでの覚悟がなかったよ
・DL流通と通販流通が塞がれたらあっちゅーまに白旗

そんなオチが待ってそうで。

そして、 「まだ世に出ても居ない創作物の、タイトルとあらすじから予想される『傷つきました!』を忖度した人々による、キャンセル行為」 の記録だけが残ってしまうんじゃないかなって。

「でもアンタら、2023年10月にAV一本ぶっ潰したでしょ。俳優さんや監督、カメラ、音響、メイク、営業、進行、ADさんほかスタッフ全員への人権侵害なんだよ?」

って言われたら、ぐぅの音もでない事実をね。

一度は表現の自由を掲げたひとびとが、キャンセル行為の自覚なくやらかす、って予感がする。

起こされても居ない裁判や、法曹でもない素人の予測で、勝手なレッテル貼り(リベンジポルノの定義とか。どこから引っ張ってきたんだろう、という疑義がある)をして、商業作品の流通差し止めや自粛を要請する。
これがAVじゃなく、自分の好きなジャンルの創作物にやられても文句言えなくなる。

少なくとも、『リベンジポルノ』の定義はこれ。

私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律

第二条を音読してもいいくらいです。

「任意に撮影を承諾し又は撮影をしたものを除く

出演者全員が、事前に細やかな精神状態の安定、健康状態をチェックされたうえで、撮影直前まで『契約を撤回できる自由』を担保されたAV作品のどこに、リベンジポルノに該当する要件があるというのか。

私は、新聞記事や雑誌記事で、『準児童ポルノ』だの『性的商品化』だのといった、ナンチャッテ法律用語っぽいものに対して、神経尖らせてる勢です。

『リベンジポルノ』なる法律用語を、よりによって表現の自由、創作物の自由掲げてるひとびとが誤用することにも、当然噛みつきますからね?

それこそ、 『リベンジポルノという言葉を、適正AVへの非難に用いることで、本当の性犯罪を矮小化し、被害者を傷つけている』 と言われても申し開きできない誤用ではないかしら。

言葉によって自分の主張に正当性や力を得てきたのなら、言葉の誤りによって、自分の正当性やパワーを失うことになるよ。

もしこの騒動が、『表現の自由』を衰退させるのだとしたら、それは『出された創作物の内容』ではなく、

「世に出ても居ない創作物を、キャンセルしたという事実」

によって、衰退させると思っています。 だから、イヤンな予感なのです。あーあー。

ネタ帳:淑女教育の完勝 ~本当はゴリラですけどお淑女らしく振る舞うのですわ

ネット小説の『生贄第二皇女の困惑』だったか、ヒロインが「淑女教育の完敗」と呼ばれてる作品があったんですよ。
じゃあ反対に『淑女教育の完勝』って何と考えてつらつらネタを書き留めてみました。

辺境伯として領地と王都を往復してばかりの両親からの期待、 「娘には完璧な淑女であってほしい」
幼馴染の初恋の君
「らんぼうなこは、きらいだよ!」
「わ、わたし、おしとやかだもん!(積み木セットボキィ)」 とかかな

教育係(ドライナニー) 「お嬢様、お強く……お強くおなりください。ご両親には多くの敵がおります。決して、物理攻撃ごときでまけてはならぬのです」

多くの敵: 外国勢力(辺境伯バカつよすぎるから家族を狙うぞ)
国内の近隣領地(辺境伯ばかりひいきされてずるい、から、過去の怨恨逆恨みまで)

辺境伯(お父様) 物理無敵かつ、コツコツ集めた魔法兵器コレクションで出動するので魔法耐性も強い。国士無双の魔導騎士。領地奪還の功で、先代王の末妹を妻にして、そのままその領地をいただいて辺境伯になる。 コツコツ集めるのが趣味なので、人材とか『まほうあつめ』カードとか沢山持ってる。

辺境伯夫人(お母さま) 見た目は華奢だが中身はゴリラ、でも心は貴婦人の鑑という。先代の王にとって大事な妹ではあるが、
「暗殺者とかウッカリ殺っちゃうし……どんな男に嫁がせれば相手が存命でいられるだろうか……」
という胃痛のもとでもあった。 完璧な礼法もって他領領主との外交をこなす。

心はゴリ…じゃなかった、乙女のご令嬢、 両親の為、幼いころに王宮で出会った「初恋の君」のため、完璧におしとやかになろうと努力した。学園でついたあだ名は『白百合の君』『妖精の姫』など可憐なものばかり。
なのに、ゴリラパワーを発揮しなきゃいけないトラブルにばかり遭遇する。(そうじゃなきゃね!)

誘拐犯「くっくっく、『娘は預かった。この書状に金貨10万枚をつけて、辺境伯夫人が一人で、指定の場所にやってくるように』……っと。」
???「面白そうなお手紙ですわね。お母さまのお手を煩わせるまでもありませんわ」
誘拐犯「げぇっ! 鉄柵が飴細工のように曲がってェ!?」
???「今なら、お互い平和にお別れできますのよ。私は学校帰りに寄り道して、ちょっと遅くなっただけ。あなた方は、道を尋ねた女子学生に感謝して去っていくだけ。ね、簡単でしょう?」
誘拐犯「ぐ、ぐるじい……」
??? 「あらいけない、一般の方は襟首を締めすぎると死ぬんでしたわ」

別の日、『初恋の君』とそっくりな男子学生が誘拐される現場に遭遇
→助けてあげたいけど、そのためにゴリラ無双する姿を見られるのは嫌
→そうだ、この仮面を着けて拠点に乱入すればいいのよ!
→仮面をつけたご令嬢、千切っては投げちぎっては投げで悪党駆除&『初恋の君』も無事に救出。

後日、生徒サロンにて。
初恋の君「君、知ってるかい。最近の王都に、『ひょっとこ仮面』という、とても強くて格好いい女傑がいるんだって」
ご令嬢「ぶ・・・・(吹き出しそうなのをこらえる)あら、寡聞にして存じませんでしたわ。」
初恋の君「実は、僕は彼女に直接、助けられたことがあるんだ」

ある時は珍妙な異国の仮面をまとう『怪力ひょっとこ仮面』、
またある時は『白百合の君』と讃えられる辺境伯令嬢。
しかしてその正体は……生徒会役員の???嬢である!

その辺の悪党など、タオルを干す前の要領で びたーん!びたーん! と地面にたたきつけてノシイカにするタイプでもいいし瞬殺系でもよろしい。 (物理)つよいおんなは大好きです。

お父様:鍛えすぎて物理つよつよになった傑物なので、授かった娘の剛力っぷりに驚きつつも、妻には内緒にしようと思った。(まさか妻のゴリラパワー遺伝だとは思ってない)
長所を伸ばす教育をするべく、部下の女騎士にドライナニー/家庭教師を依頼する。
女騎士「閣下の武名に恥じぬ娘さんですね」

お母さま:生まれながらにして王族の力(ゴリラパワー)を制御できていたので、
「一般人ってか弱いのね。下々の者に合わせて接するのも、貴婦人の務め」
って思っている。 娘のパワフルっぷりが常軌を逸してることに気づいてない(王族ならこれくらい普通でしょ?)。

夫婦は互いに似た者同士なのだ。 娘の長所を伸ばし、短所を補うべく淑女教育を施したのである。
たとえ教師役が、辺境伯以外には敗北したことなし、『一人軍隊』と称される女騎士であったとしても、教育内容それ自体は完璧だったのだ。
「お嬢様、お強く、お強くおなりください……!」
「うん!」

ゴリラなのを隠さなくてはいけない理由考えてたら、色々面白いことになりました。 『お父様の部下』で濃いキャラいっぱい出せそう。 曹操並みに、
「とんがった才能があるヤツ、好き!部下にならないか?」
とやってきたんでしょう。

某所で、ゴリラ王国の生粋のゴリラと称されましたが。 やだなぁ、王族はちゃんと 「生まれながら持っている高貴な力」 を制御してますよぅ。

それってつまり:初恋の君も、見た目は『花の王子』でありながら……

令嬢:おしとやかです。ゴリラなのをひた隠しにせねばならないと思っています。

初恋の君:生粋のゴリラです。下々の者たちに合わせて普段はセーブしています。 昔は照れ隠しで「おしとやかなこが好き」とか言ってましたが、本当はつよいおんながだいすきです。

周囲:お前らはよ結婚せえよ。

あ・待った、周囲も知らないってことですので、『一人軍隊』女教師とか以外は

「???様、あんな華奢で可憐なお方がどうしてたびたびこのような目に……おいたわしい」

周囲「???様、大変そう、お可哀想。何かお役に立てれば」
???「マジ止め」

って思ってそう。その思惑ギャップがおもしろさの妙味を生む。

ライトファンタジーで単語だけちょくちょく目にする 「淑女教育」、19世紀くらいの西欧やUSAなのか、日本戦前の婦女教育なのか、ちょいちょい不明なんで、この辺は考えておかないと……考えたうえで面白くしたいですね……

女教師「まさに淑女のドレス捌きですわ!」 (視線の先でノシイカになる悪党)

/* 現行の『残り銀貨500枚からの再スタート』が終わったら何か形にしよっかなと思います */

経産省のトランス女性トイレ判決の話

判決はこちらから全文読めます。

トランスジェンダーの、特に女子トイレを利用したいトランスジェンダー(身体男性)の問題 『個別事例』としてはまあ今回この通りの判決な……、うん。そうなんだー……です。ただ、最高裁判決なので影響力は大きい。

「トランス女性を自称する」性犯罪者の問題は、それはそれとして存在するって話はし続けますね。

TLで見かけたツイートとしては、法学者や憲法学者は歓迎する方向。ただし、そういう人たちは『性犯罪の抑止』という観点がないし、『オートガイネフィリア(女装した自分が好きな男性。性自認は男性。性欲の対象は女性。)がトランス女性に含まれる問題』も、検討した様子が見られない。

・厚労省通達「公衆浴場は身体性別で判断を」 https://mhlw.go.jp/content/11130500/001112499.pdf… ・上記の通達では海水浴場やジムの『更衣室』については規定してない ・活動家や運動家や一部ごり押ししたい勢は、そういう話を都合よく切り取る。

という点は指摘しておきますわね。

興味深いツイートは境 真良さんの連ツイ。

続きを読む

本当に使えないAIね

ChatGPTに書かせた過去の判例が嘘まみれと発覚。書類提出の弁護士に制裁の可能性
https://www.techno-edge.net/article/2023/05/29/1354.html

というニュースがある一方、どこぞの大学じゃ学生に使わせるニュースも流れているChatGPT。

毎日新聞で東洋大学が全学生にChatGPTの最新言語モデル使わせる記事に 「人種差別などを助長する回答をしないように相当訓練されていた点も驚き」 というコメントがあり、とてもじゃないがAIに楽観すぎると思ったのです。

単に、

「新技術に対してネガティブに守りに入るな。 リスクを研究しつつも、ポジティブに活用する途を探り給え。 諸君の若き知性には期待している!」

とぶん投げてたら、私も「ほぅ…?」くらいは思ったんですけどね。

何せ私のツイッターTL上でも、

chatGPTに犯罪計画を立案してもらってたけど。スケベが単語規制されてるのに殺人を想起させるワードはスルーなのは妙な話だ。やはり血と暴力は老若男女問わず人類の共通娯楽…。https://twitter.com/abubu_newnanka/status/1663244133492994050?s=20

という話が。

これは、私の厳選TLに流れるくらい、あいつの規制は緩いぜって話ですよ。
東洋大学の研究者は、悪意ある捏造論文の査読するくらいの気概でチェックすべきだったと思います。(訳:仕事してねーのでは?)

そしてヴィクトリア朝時代のレシピ本『ミセス・クロウコムに学ぶ ヴィクトリア朝クッキング 男爵家料理人のレシピ帳』が、除外したという『レタスの砂糖漬け』が本日のお題です。

当時のレタスって、品種改良されまくった現代レタスよりはるかに、エグくて苦くて匂いもすんぎょいもんな気がする。
ChatGPTに、「以下の項目をGoogle検索で調査をしなさい」で三項目に分けて指示したら3つともバラバラに調べた結果だしてきやがりました。 「対象・植物のレタス栽培 期間・英国のヴィクトリア朝時代に該当する期間 ・結球レタスかどうか」 とか言ったのにYouTubeや現代農業の話しだす。

「英国のヴィクトリア朝時代における農業、レタスの栽培について調べなさい。」 と指示しても、似たり寄ったりの具体的情報が無い一般論ばかり列挙。
末尾でようやく、具体的なヴィクトリア朝時代の農業やレタス栽培の詳細な情報を得るためには、専門書や歴史資料を参照することがおすすめです。 とか言うので

「具体的なヴィクトリア朝時代の農業やレタス栽培の詳細な情報を得たいです。パブリック・ドメインで公開されている専門書はありますか?」

と聞いたら3つほど挙げてきました。 本当かよ?という疑念しかない。
いちおう3つとも検索かけてみたら、実在する本でしたし、パブリック・ドメインで公開されている本でした。 試しに、 “Farm Crops” by John Wrightson (1893) だけ目次を読んでみましたが、レタスの話は無かったです(キャベツや小麦や家畜用カブの話ならあった)。

一般公開型ChatGPTで調べがつくようなことは、自分で調べたほうが早い。 という確信が深まりましたね。

「AIの回答してきた書名は本当に存在するのか……?」

からスタートする調査の、何がどう革新的な技術だというのか。

補助的にChatGPTへ、
「何々時代の期間における、農業栽培の指南書を調べなさい。」
くらいは質問して、検索時の書名単語の参考にする。その程度の補助能力はある、といえるでしょう(結局検索かけるのは人間、検証するのも人間)。

OHCHRにパブリックコメント送った話

まず、OHCHRってのは国連人権高等弁務官事務所(Office of the High Commissioner for Human Rights: OHCHR)(www.ohchr.org)のことね。

ここがまたヤバイ。
以前の話になるけど、『公金チューチュー』と今騒がれてる人権NPO、NGO(の関係者)が、いかにも『この国の人権問題に詳しいんです』って顔で国連人権高等弁務官事務所の特別報告者に嘘情報を話した結果。
児童売買,児童買春及び児童ポルノ国連特別報告者のブキッキオ氏、「女子学生の13%が援助交際を経験している」と発言した。
(この顛末の一部は、外務省のこちらに載っています)

流石にそりゃないでしょ!?
日本を勝手に児童ポルノの国にしないでよね!
マンガもイラストも児童ポルノじゃないから。実在の被害者いないから。

ってんで、山田太郎さんが外務省に問い合わせ。
その結果、ブキッキオ氏は「JK援助交際13%」は撤回した。 外務省はさらに、

「先方に対し,引き続き,客観的データに基づく報告書の作成を強く求めていきます。」
訳:日本を侮辱するような嘘情報を国連にあげたら怒るよ?

と締めています。こういう『やらかし』の歴史がある、ってことを踏まえまして。

今やべーってなってるのが、新サイバー犯罪条約。特にロシアと中国の案。
これも山田太郎さんのところから情報。PDF注意

ロシア案は、児童ポルノの定義がガバガバで、『絵に描いた児童も含む』ようにとれる。
そもそもロシアやべー、何故なら「この条約は地域的なものなので、少々通信の秘密を暴いたり検閲したとしても、犯罪抑止のためには必要」って言ってる。これが事実その通り運用されるんだったら、ウクライナは今も平和ですよ。(信用できません)

そして今年、3月の第4回中間会議で、中国が、提案された新サイバー犯罪条約第18条2項の「児童の性的虐待⼜は性的搾取製造物」に関して、 C-2を追加し、「性的に露⾻な⾏為を実際に⾏っている、または疑似⾏為をしている⼦どものカートゥーン、コミック、マンガ、またはアニメーション」を含めることを提案。(ソースはこちらのPDF,44ページ)

中国も、ネットワーク規制、監視、言論の自由を弾圧してる国ですね。香港に自由を、という発言して、書籍を売ってた出版関係者が『法律に基づき』逮捕されてる国。

こういう、人権を好き勝手に踏みつける国々が、ネットワーク上の自由を狭めに来てます。被害者なんて誰もいない、日本の創作物を「児童ポルノだ犯罪だ」と言い立ててるんですよ。

だから、CHCHR(国連人権高等弁務官事務所)に意見する。

「新サイバー犯罪条約に何でアニメやマンガいれとんねん。 日本の創作物は児童ポルノじゃないよ? 文化への攻撃は許しませんよ? 実在する児童、ひと(男女不問)を守るべきですよ。」

という内容で。(具体的な文面は続き)

続きを読む

AI研究の未来は暗くない?

ChatGPT等のAI翻訳の本質を、「予測変換」と喝破しておられるツイートを目にして思ったんです。

GPT-4などの新型モデルは『学習データ非公開』( GPT-4解説:その性能、応用事例、安全対策、そしてリスク評価を眺望 )である点はやっぱり気になるなあって。
既存のGPT-2検証で、論文や知財資料などを無許可でぶんどったことが明らかになっている。( 言語生成AIは文章を“盗作”しているのか? 21万件の文章から米国の研究者らが分析 3種類の剽窃を全て行っていることが判明。つまり”他人の考えを厳密に引用し、自分の考えをきちんと分けて表現する”ということをしていないという話。論文アシスタントにこんなもん使ったら、研究者生命が終わるわ)

既存モデルですら「どんなリスクがあるか分からん代物と化している」のに、新型を「学習データは非公開」をされてるからもっと怖いのは当然。その恐怖や反発を和らげるべく、Adobe社などは『喰わせた学習データは公開許諾されたもの』保証を付けた画像生成AIを提供し始めた。( アドビが新たな画像生成AI「Adobe Firefly」を発表、プライベートベータ版を公開 )

現状でさえ精度は疑わしいのに、今後のAI研究の展望は暗い。なぜなら……

今後の学習データは、さらに精度が低下する。

AI生成された『文章』、皆がお遊びで書かせた『誰それについての経歴』、『身体構成や背景のおかしな一見綺麗め』イラストが多数放流されている。
学習対象のインターネットは、2022年以降AIデータに汚染され、精度がさらに低下した。

ツイッターのハッシュタグには、AIで作りました!って書いてるものもある。 けど、そうじゃない(意図的に書かないヤツもいる)AI作成データも多数放流されている。
それを『学習データ』として喰ったら、ねぇ。
何が出力されるやら、ですよ。

実を申しますと、人間側の堕落以上に、このデータ汚染が問題になるでしょう。 「今後の学習データの質をいかにして担保するのか」 が、深層学習デザインに付きまとうことになるだろうな、という予想をしています。

やっぱり変だよ「女性エリア使わせろ」って主張

以前も『それでTERFって言うんだ?』に書きましたが、私の考えは変わっていません。

「性自認は女性です」って言いながら勃起したひととお風呂や更衣室、トイレを一緒に使わなければならない。 自分自身もですが、親族や友人が性犯罪の犠牲になる可能性は排除したい。

「性別を気にせず使える、ジェンダーフリーのエリアを増やしましょう」
までなら合意可能なのに、
「女性専用エリアを使わせろ」
には、どんな修辞を費やそうとNOです。深刻な性別違和を持つひとには、同情を寄せるとしても。
性犯罪を防止する。その一点においてNOです。

そしてありがちな『レズ女の性犯罪だってあるじゃないか』ですが、 『女同士なら対抗可能でも、身体が男性相手じゃ骨格と筋肉の量的に無理だから、女性専用エリアがある』 とお答えします。

MtFとして権利拡張したいなら、同じMtFではない、
・オートガイネフィリア(女装が好きだが、自認は男、欲望の対象は女性)による性犯罪の予防
・諸国で起きた『女性の権利侵害』に対して「女性としてはどう思う?」を想像

少なくともこの2点に答えを用意できなくては困る。結局「自分の思うようにしたい」だけではないか。

また、『トランス女性はスポーツで無双などしていません』という主張も、事実を隠しています。端的に言えば不誠実、極言すると嘘つきでは?

例えばこんな事例:トランスジェンダーの生物学的男性が、自転車レースで優勝と準優勝

例えば介護の世界でも、『理想は』同性による介助ですよ。特に入浴介助とかトイレ介助。 でも職員の男女比から、無理な状況ってあるでしょう。 現状の介護報酬体系では職員を数揃えるのは無理なんですよ。 そこを「お互い我慢しようね」でやりくりしてる訳です。『現実今の状況で』を頑張ってる。

パス度とか関係なく、「女の子クラブ」に入れる人は入れる。けど、「身体的にそれはちょっと」な部分はお互い分離、あるいは「ジェンダーフリーエリア」で我慢する。 そいういう社会実装可能な提案なら、まぁ議論しましょうか……になる。 「ジェンダーフリーエリアを増やして」じゃないからこうなる。

「ジェンダーフリーエリアを増やして」 じゃなく、 「女性専用エリアを、女性と言い張る犯罪者かどうかも分からない身体男性に使わせろ」 だからいけない。

人々の恐怖と反発をなだめようともしない。

そういう身勝手な『理想』には同意いたしかねる。

いちいち弱者アピール、あるいは被害者ムーブととられる話を公開するのもイヤンですが。 私自身が性虐待のサバイバーだから、ではないです。

公共のトイレ使うとき、左右の個室が無人なのか確認してから入るくらいは、特別嫌な経験してなくても、やる女性はやる。女性専用エリアでもそうせざるを得ない。

トランス女性(なぜかトランス男性は静かだよね?意味深。)のお気持ちには同情し得るとしても、そこで「トランスの気持ちはこうである」を言い募っても無意味なんですよ。

「社会に法律や制度として実装したさい、ハックしてくる悪意ある人をどのように処理するか」

人々の関心はそこ。

「トランス女性は女性です、女性用エリアを使わせてください(身体は男性ですが)」 これをゴリ押しし、他国自国の人権侵害事例は無視。 今いる人々、次の世代の安心安全を脅かしてる。

「性自認は女性です」って言いながら勃起したひと …と、お風呂や更衣室、トイレを一緒に使わなければならない。「それに文句を言ったら差別」と批判されるようになる。今はその瀬戸際。

自分自身もですが、親族や友人が性犯罪の犠牲になる可能性は排除したい。ただその一点を申し上げたい。