【例題続き】
多数派の側に立つ人間と、少数派の側に立つ人間は、同一の業務をこなし、日々の生活から常にダメージ50に相当するストレスを受けています。
切身魚の例から推定して、多数派の側に立つ人間と、少数派の側に立つ人間、累積ダメージが大きいのはどちらでしょうか?
多数派の側に立つ人間 累積ダメージ50
少数派の側に立つ人間 累積ダメージ80
累積ダメージが100になったら死にます。一つ一つのダメージ源が、多数派の側に立つ人間にとっては
「大した事は無い」
ものであっても。
「ダメージ源ですらない」
ものであっても。
少数派側に立つ人間にとっては違います。なんてことないものからのダメージが1.5倍きます。
持っているヒットポイントが同じ100だったとしても、
多数派の側に立つ人間 ダメージに10回まで耐えられる
少数派の側に立つ人間 ダメージに6回までは耐えられるが、 7回目で死ぬ。さらに、多数派の側に立つ人間にとってはダメージにならないものまで、ダメージ源となる。
センシティブな人間や、少数派の側に立つ人間が、どれだけ死にやすいか。
ご理解いただけましたでしょうか。
そしてこの国では、誰か1人が直接手を下す代わりに、複数の人が一つ一つのダメージ源を持ち寄って100になるよう累積させ、自殺に追い込みます。