新刊のお知らせ『上級者向け触手BL13: 山に住みたい魚の話 16-22』

cover_BL13『上級者向け触手BL13: 山に住みたい魚の話 16-22』が出ました。Kindle版と書いてありますが、スマホでもPCでもお読みいただけます。

気になるお値段は日本Amazonからですと¥210となっております。今回収録したお話は『山に住みたい魚の話16-22』の6篇、詳細は「続きを読む」からどうぞ。

『上級者向け触手BL12』より触手成分増量、BL成分はほのめかしに等しい状況ですが。次回こそはドデカス様とアロモシト信士(教会騎士に出世)を登場させるべく伏線貼りました。

『フィンとメバルのお料理万歳』
男性形女性形どちらの形態であっても可能なお話なので、最初に持ってきました。
フィンデカーノ、各所でほのめかす通りの前歴です。メバルみてーな危なっかしい生き物がしおれてると、「見てらんねぇよ」と手助けしちゃう、面倒見のよいオッサンです。好きですねぇ。
『渇きを欲する魚の話』
『上級者向け触手BL12』あとがきでちょいと触れました、『第一話直後、ボリス視点』です。
ホースウィスパラーと呼ばれる、天才的な馬の調教師は実在しますが、メバルはそのわざをちょっとだけ使えます。一方のボリスは、「パーティ全体の戦力 > 自分の興味関心」と、脇に置いておくよう自制してます。
『黒の暗殺者』
「死んでしまったことが確実な親族と、生きているのが解っているのだけど、裏街道まっしぐらな親族、どっちがいい?」
ボリスと『クロ』、実は外見だけでなく中身もかなり近い二人。仕事以外の場ではいたって穏健で、あと親族関係になると情に脆い。ボリスがあの外見になった理由、そして若いのに何故とっても高価なマジックアイテムを持っているか?のお話です。
『クロ』の前歴部分はかなり省略しましたが、ガッツリとR-18な内容なのでいずれ書くかもしれません。クロを描くには魔族カーウィーの執着も絡んできます。
『歌剣の亡霊』
僧侶らしいことしてるメバルと、実は幽霊がとても苦手なヨアクルンヴァル、のお話。前作『上級者向け触手BL12』でちらりと登場した、スロール本家専属司祭のイグザさんが再登場。
彼女の言う「過ち」とは、「自分も森人(エルフ)基準で物事を考えていたせいで、スロール家当主の凶行を止めることができなかった」ことです。この辺は設定資料集参考、ということでひとつ。
戦闘描写はうろ覚えのD&D3.0準拠ですが、元がうろ覚えだしこれは小説なので、面白くない部分は改変しまくってます。
ダンジョン内でとれるモノは基本的にク・タイスの胃袋にも入ります。
そして現界した夢魔がばばーん!
『勝手に来ちゃった』
実はよく考えた、夢魔クァヒュースの外見選択。
「我が主メバル様に、恥をかかせたり、戸惑わせるようなことはしたくないわっ!でもでも、もし私だって分かってもらえなかったら哀しいっ。そうだメバル様そっくりになろーっと!好き好き大好きなメバル様の御姿を写すなら、ほとんど魔力不要でできちゃうもん♪待っててねっ、メバルさまー♪」
でも、胸は盛った。
『奇妙な深淵』
ヘイファを出したくて、あの前フリになりました。今後も出すつもりがあるからのヘイファ、ヴィヴォーです。
BLシリーズもののはずが、なぜか今回はサキュバス×男魔族の異種姦ものに。愛を知らなかった魔族は、愛に満たされて世を去りました。ええ話です。
≪脳吸い≫魔族達からすると、『ゲロクソ不味い』話ですね。大丈夫、彼らはクァヒュースが美味しく頂きました(性的な意味で)。
『師匠にまつわる10の話』
『黒の暗殺者』や他の話ではあからさまにはしてませんでしたが、満を持してカシド様再登場!『4日間』でメバルがもらったドレスの出どころを書きたくて、スタートしましたが、色々詰めたい話が絡んできたので短い10編を、カシド様軸にまとめました。
性別違和感を抱えたヒトとして描写しました。GID(性同一性障害)じゃないですぞ、だって「障害」っつーレベルの『人生困難』を抱える前に、いいご両親が国を脱出して、生きていきやすいところに移住したから。そして、中身の性別より何より、天賦の才が重要という師についたから。多くのヒトや幸運に恵まれていることを知っていて、自分も誰かに何かしてやりたいなぁ、と思うくらい、とても慈悲深いヒトです。
ボリスにとっては「物理的には性別を超越してる存在、精神的には養いの父親的存在」の師匠。そんなカシド様はツンデレの僕っこ。
ネダー=スとボリスの話は、また別途書ければ書いてみたいけれど、身長差カプかつ兄受けです。難しい。誰か書いてくださいお願いします。
表紙画像を描きおろし、今回は『髪を脱色する前のボリス』と、ボリスの遠縁にあたる人物『クロ』です。
クロの左肩は、軽い革装甲なのですが、上からチュニックと同色の布をかぶせてストラップ止めしてます。装備品の留め金類は全て艶消し黒、革製の手袋やブーツ、ベルトなども、夜目にまぎれやすい藍色。(黒だと逆に目立つ)画中ではハーフブーツにしてますが、お仕事時は折り返さずに膝上まで引き上げています。
「クロ、暑くないんですか?」
「まだ春先」
「いや絶対暑いですよ(みょいーん)」
こういう感じの一幕だとお思いください。
中表紙は少し近くからの手直し。何この可愛い兄さんたち。
次回は『クァヒュースのお食事』『執事と司祭のディスコミュニケーション』『病気は早期治療が吉』(いずれも仮題)などをお送りできるよう頑張ります。

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