判断材料を与えずに不安を扇動するひとたちは嫌い。

ALPS処理水について、東電の説明はチト分かり辛いし政府の説明もアレだよ、よくわかんないんだよって話は同意するけど。

だからって「汚染水」呼ばわりはないだろう。福島はじめ東北の土地は「ケガレた土地」であってほしいという願望か?

現に稼働してる他の原発や、他国の原発や再処理施設が流してる処理水の基準と比較してるテレビ番組、新聞記事、私は見かけてないんだ。実家の父はまあ純真に、「汚染水を垂れ流すとはケシカラン」と憤慨してるんで、「環境省の放射線基礎資料くらいはお読みになることをお勧めする。あと外務省の資料。」とやんわりクギを刺しておいたけど。
判断材料を与えないで、不安だ不安だ反対だ、って声(何故かいつも同じ漁師が出演してるよね、それも福島っていうよりほとんど宮城県の近くに住んでる人ばっか)だけ紹介するやり口は、ほんとうに嫌いです。

それは扇動というからよ。
では扇動じゃない、判断材料をちゃんと提供している情報はどうかって話をしましょう。

『いちから聞きたい放射線のほんとう』の著者のひとり、物理学者の
kikumaco先生が分かり易いnote記事を書いてらしたので、ご紹介しておきます。

僕はどうしてALPS処理水海洋放出を「完全に安全」と言うのだろう

上記リンク先は全文無料で読めます(投げ銭もできるらしい)。

「10年後に何かあったらどうするんだ」
みたいな不可知論で人を操作しようとする人は、たとえ10年後に何事もなくても、本当に見事に知らんふりを決め込むし、まして責任なんか絶対取らないですよ。
この12年でよく分かったでしょう?

10年とは言わず去年(2022年)からですけど、”「通常海水」と「海水で希釈したALPS処理水」双方の環境下で飼育しており、その状況をお知らせしています”というツイッターアカウント 東京電力(海洋生物飼育日誌)@TEPCOfishkeeper とかもあるから、興味のある向きはフォローしてみると良いですよ。

こういう動画も出してる。

動画でわかる。ALPS処理水「#10 海洋生物の飼育試験でなにがわかるの?」

科学の知見から言うと、

・ALPS処理水入った海水で生き物育ててみよう
→体内トリチウム濃度は上がっても別に濃縮はされん(蓄積されるわけない。普通の水分子と同じ挙動するんだから)
→ALPS処理水のない環境に戻して、放っておけば下がるじゃろ。
実験してみた結果もその通りでした。

こういう話で、判断材料を得たのに、不安だ不安だ反対だ、って言いたがるひとは、福島はじめ東北の土地は「ケガレた土地」であってほしいという願望を持った差別者、風評『加害者』である、と私は判断します。

おまけ:除染土も安全だよ、というツイート
https://twitter.com/PAGANINI_Nicolo/status/1696296672920220038?s=20

https://twitter.com/PAGANINI_Nicolo/status/1696298795800125609?s=20

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