黒船が来てから、泥縄的に動き出した感はある

Twitterでこういう指摘ツイートを拝見して、思う所ございます。

”画像セット「LAION-5B」に1008枚の児童ポルノ画像が入っていることが判明”みたいな話は、取り扱い注意でしたからね。

情報の整理、統括した意見表明ができる団体が、リソース不足であるとしても、明確に『実在児童の人権擁護』を打ち出して動けなかったのは残念です。

例えばこういう記事があったりするんですよ。 2023年9月ですから、これを受けて動くこともできたはず、とは思います。

EUで進む「児童の性的虐待コンテンツ検出システム」の義務化の裏には利権団体が群がっているとの指摘

関連付けてツイートしてたひとは居たか?(私の情報視界にはいなかった、残念ながら。)

”まぁ、反AIの方々が、二次創作がどうしたこうしたと関係のないことを言えば言うほど、AI側はどんどんやりたい放題になっていくね。” 等の発言はみられたが、コンテンツ文化の自由を擁護するという文脈ではなかったし。(私にはそのツイートから冷笑を感じるのだ)

知財関連のひとのほうが、むしろ状況を俯瞰していたように感じられる。

IWF(英国にある、インターネット監視財団。実在児童の児ポだけでなく、生成AIで描かせたマンガ調・アニメ調のエッチイラストも『児童性虐待記録物』扱いにした報告書を出した。創作物規制をしたい団体。)の日本での講演で、コンテンツ文化研究会が下記のように発言しました。
黒船が来てから、泥縄的に動き出した感はあるが、 ”何もしないよりはマシ”です。応援してますよ。

反・生成AIにかこつけて、他人に攻撃したり粘着したり、とにかく自説を支持しろお前の主張は下げろ、という行動をする人には、軽蔑を感じます。 具体的にはイムさんに付きまとってるひとたち。
イムさんは、LAION-5Bを検証したし、検証のプロセスや関連団体の背景まで調べてるおひとやで……

『児童の実在性をもってのみ、児童ポルノ、CSAMを否定する』 という主張ができなかった表現の自由擁護者たちと。

そういう歴史を知らない/無視したり、LAION-5Bは既に公開停止であることを情報伏せて未だに「学習データに児童ポルノがー!CSAMがー!で」論陣張る反生成AI主張者たち。

いずれの側にも、ちょっと手抜かりあるよね。

LAION-5Bは既に公開停止であることを伏せてたり、無視して
『学習データに児童ポルノが!CSAMが!』
と言い続けてたことは、不誠実です。
その不誠実が、インターネット監視財団による主張を、読売新聞が好意的に垂れ流して、受け入れられる『下地を作った』という指摘はしておきたい。

勢力Aの不作為と、勢力Bの不誠実が、今の状況を作ったとみていますよ。

それでも、私の軸足は『表現の自由』と『実在するひとの人権』に置きます。

まーでも、 不誠実な主張や、 主義の為なら罵倒も冷笑も侮蔑もOKOK、 という態度の方々からは距離をとりたいですね。

強い言葉を用いたり、誇張した事実ではないことを主張して、ひとの冷静さを失わせて、自説を支持させようとする、
『暴言で動かす社会運動』
は、何を言っているかじゃなく何をしているかによって、滅びるべきです。

共同親権法案が可決されましたが、手は緩められないですね

2024/04/14 民法改正で家裁の業務激増するけど、人員や予算はどうするの? に関して、国会の質疑がみつかりましたので追記しました。

共同親権 法案が可決されましたが、さてその中身を精査しなければなりません。

後々になって

「私たちは雰囲気で反対してた」

とか告白したくないですからね。 参考になるのが、寺田 学議員の一連のツイートです。 これでも文句をつけるのは、ちょっと難しいなって思うんだ。(立憲民主党の本多議員追放に一役買った、あの寺田 学議員です。思う所はありますが、今回この件については、読むべき内容と思い、ご紹介します)

ただ、家庭裁判所の負担が著しく増大するのは明白で、そのことは警告されてたわけで。


”離婚後共同親権を導入するのであれば、同時に家庭裁判所がその役割を適切に果たすことができるよう、人的・物的体制の強化及びそのための財源確保が不可欠” 札幌弁護士会の声明より

なのは当然なんだけど あれ、この辺の話はどこにあるん?
寺田議員のTLでは探しきれなかったので、直接メンション飛ばして質問してみた。 > 家裁の体制強化と財源の質疑はあったのでしょうか、って。

【追記】この質疑がドンピシャな内容でした。

要約すると

『民法改正で家裁の業務激増するけど、人員や予算はどうするの?』『最高裁/裁判所と意思疎通しながら調整します』

斎藤アレックス議員(維教)2024年3月15日 衆議院法務委員会|七緒 @nao302198765 #note https://note.com/nao302198765/n/n5d0b5bc79974?sub_rt=share_pw

意義ある質疑が行われたし、答弁内容は法律の条文や、逐条解説等の解釈、運用に影響する。 そこまでは同意可能です。
うん、これなら危惧していたような運用にはならなそうだな、って思えます。

問題は、『社会に実装する最前線はちゃんと資金と人員と装備を整えてもらってるのか?』ですよ。 つまり、家裁の体制は強化されている/される予定かどうか。
さらにこういう指摘もあります。

『法案が衆院で通ったからって、手を緩めてはいけない』ということです。

余談ですが、署名サイトhttp://Change.orgの署名 #STOP共同親権 〜両親のハンコなしでは進学も治療も引越しもできない!実質的な離婚禁止制度〜 は現時点で205,380筆でした。

http://Change.orgで『共同親権』(推進するのも含める)とか『子/連れ去り』とか検索したんですが、そういう署名は出てきませんでした。 はて、推進者たちはどこでどんな署名活動をしておられるのか。

一応”子ども 連れ去り”とGoogle検索で出てきたのが、 2013年の活動ですが、『子どもの連れ去り、親子引き離しを禁止する法整備を求める署名活動』というもの。 これには、5,500筆あまりの署名が集まったそうですよ。

https://oyakonet.org/signature-report/signature_result2013.html

2024年現在と比較するには経時的な隔たりがありますが、それでも
共同親権を要求する署名 5500  対 共同親権反対を要求する署名 205,380
約4倍ものひとが、当初案の共同親権法案には反対しています。多数派かどうか、という表現は好みませんが、多数ですね。

念のため署名サイトを『面会交流』で検索しましたが、トップ2件に
”DV虐待加害者と子どもの面会交流を強制しないでください”
”DV・虐待被害者の安全を守ってください!加害者との面会交流・共同親権に慎重な議論を求めます”
とでてきたのみ。慎重な運用を求める内容であって、推進の署名ではない。

多数派かどうかという表現は好みません(民主主義は数の暴力ではないんですよ)が。

共同親権推進派が活発に活動して、支持を得ているのなら、何故署名のひとつも見つからないのでしょう。 圧倒的多数とはそもそも言えないようです。
令和3年の内閣府調査では、条件付きならを含めると2/3以上も賛成だったのが、令和6年民間調査では賛成わずか20%にまで落ち込んでるのですから、

『共同親権は世界の潮流、日本は従うべき』

という長いものに巻かれろ理論に従う必要は無いと思います。

共同親権の拙速な導入に反対しています

流石に、#共同親権 まわりで言い方がよろしくない話を、選りによって表現の自由勢からも耳にしたのですよ。

まず、福原さんの単独親権悪用事例を批判するのと、今、日本で導入されようとする『制度設計もロクにできてない』共同親権に反対するのは、両立します。

悪用事例は批判する。

が、悪用事例をもって 『共同親権の反対者は、実子誘拐を容認する連中だ』 のように言うのは、藁人形論法というのです。

議論は常に誠実に。

情報視界の差はいかんともしがたい。

表現規制まわりで、過去の経歴からのnote記事が人気ある人が、共同親権推進の記事も書いてらっしゃるし。(私は一読して、丁重に反対のツイートをしたあと、二度と読まないことにした)

創作物規制でも、新型コロナワクチンでも、何でもそうなんですけど。
私を納得させるだけの証拠を提示してくれれば、きちんと意見を変更しますよ。

でも、 #共同親権 を導入して、
・夫婦の係争が減って子育てが円滑にうまくゆくようになった
・子の精神的安定が増し、成績や社会活動が活発になった
そういう感じの、査読付き論文が無いようです。

そういう論文や、きちんとした所の調査結果を持ってきていただけるなら、ちゃんと拝読したうえで、支持できる内容なら支持しますって言ってるのです。

えー、令和3年の内閣府『離婚と子育てに関する世論調査』を今頃持ってこようとする方へ。

より新しい、共同親権制度についての情報が周知された時点で行われた、こちらの調査結果の方が、信頼性が高いと評価します。

離婚後の「共同親権」について1,400人超のママたちが回答。「賛成」は2割にとどまる結果に

これも情報視界の差なのですが、 『私がフォローしている相手』には、実在する児童の保護、見守り、指導に関わるひとも居ます。
そういうひとが、書いてらしたのですよ。

「共同親権は制度設計もロクにしておらず現場に丸投げ、家裁はパンクすると悲鳴を上げている。共同親権で紛争が減ったという研究はない」(複数ツイートからの大意)

『実在する人の人権』は、私の軸足の置き所です。なのでそこから調べて、うっわやべーじゃんこの法案、なんでパブコメで反対意見多数なのに押し切ろうと
となったのが発端です。

『左派』だの『共産党』だの『立憲民主党』だの、党派名だけで人の政治信条を判定してはいけない。

「Aという件では前提情報自体がおかしな主張をしてる相手でも、
Bという件では最前線かつ、歴史を踏まえた情報量をもつまっとうな主張の持ち主」

というのは、ザラにいるんですよ。
例えば、創作物規制については規制大好き千田教授ですが、トランスジェンダリズムに対しては実在する児童の人権を擁護すべく、適切な論陣を張っています。
この程度で脳がバグるようなら、政治的にはお幼児ですわよ。

繰り返しますけど #共同親権 推進者たち、何故か

・自分の側が得をする/感情的に満足することしか考えてない
・対立する元伴侶を犯罪者呼ばわりして平気(そんなので共同親権を円滑に運用できるの?)
・子の最善の利益、とか子の福祉、といった言葉が、他の表現でも全然出てこない

こういう主張するひとたちに賛成しろって? 無理です。

下記のような事例を、「 #共同親権 なら防げた」などと言うのは、殺された子どもの命に対して、不誠実であると思います。

【ニュースの深層】離婚後の父が復讐鬼? 子供との「面会交流」で殺害の悲劇が止まらない sankei.com/article/2017… @Sankei_news より

本当にね、 #共同親権 を導入して、

・夫婦の係争が減り、円滑に子育てができるようになった
・子の精神的安定が増し、福祉が向上、成績や社会活動が活発になった

そういう、児童心理学なり児童教育なりの査読付き論文を証拠に出してくださいよ。
私を納得させるだけの証拠を提示してくれれば、きちんと意見を変更しますよ。

ゆるやか防災:カマドで食事をつくろう。

今日はキャプテンスタッグの『スマートグリル カマド(B6サイズ)』に段ボール薪で火を入れて、

・お湯を鍋で沸かす。珈琲を淹れる。
・シャウエッセンを焼く
・マシュマロを焼く、リッツクラッカーに載せて食べる
・メスティンに『ホタテの燻製油漬け』と、冷凍アサリと油を足し入れ、簡易なアヒージョを食べる

というゆる防災を練習しようと思います。

下じきは百均の焚火シート2枚重ね。(終了後に地面を触ると、ほんのり暖かいかな程度でした)

Q.炭買ったのに段ボール薪?
A.余ってるから……

Q.何故リッツクラッカー?
A.ローリングストック消費だから……

・お湯沸かして珈琲飲む 〇
・シャウエッセンを焼く 〇
・マシュマロを焼く、リッツクラッカーに載せて食べる △
 マシュマロ一個焦がしてしまった。
・メスティンに『ホタテの燻製油漬け』と、冷凍アサリと油を足し入れ、簡易なアヒージョを食べる 〇

余ったお湯で、スープDELIの茸クリームスープパスタ作って頂きました。

良かった点:使い終わったメモ用紙焚きつけはとても優秀です。ジッポライターもとても優秀です。

反省点:B6サイズのカマドは、火力維持のために沢山小さい『薪』を使います。灰がたくさんでました。

改善点:次回は段ボール薪じゃなく炭を使いましょう。

焚火にメスティンの簡易アヒージョは良いですね。燻製ホタテも、冷凍アサリも美味しゅうございました。 次にやるとしたら、大蒜(粒)とかエリンギをいれてみようと思います。

/* メスティン本来の使い方からすると推奨されない使い方です。いーんだよ安ものなんだし */

政治的信条で、青少年に対する医療過誤を容認すべきではない。

産経新聞社から『トランスジェンダーになりたい少女たち』が出版されることになりましたね。私のあの本についての評価は以前書いた通り。著者はバイアスかかってるけど、インタビューされた少年少女、その家族は不可逆な性別変更やジェンダー治療を後悔してる。その事実の重さは変わるものではない。
どーせ出版するなら、『Time to think』だせよ、って思ってます。

ところでなぜか、こんな記事が公開されていました。

波紋広げた研究論文、トランスジェンダー伝染説はいかにして利用されたか https://www.technologyreview.jp/s/285249/how-the-idea-of-a-transgender-contagion-went-viral-and-caused-untold-harm/

内容的には、『トランスジェンダーになりたい少女たち』の著者含め、インタビュー対象の家族たちが「トランスジェンダーは感染する」という根拠のない伝説、嘘論文に騙されているという主張でした。

が、”応用トランスジェンダー研究センター(Center for Applied Transgender Studies)所長を務めるT・J・ビラード”という立場の研究者、トランスジェンダリズムを推進してるポジショントークでは? と疑いをもつに相応しい記事でした。

確かに、『トランスジェンダーになりたい少女たち』の著者、アビゲイル・シュライアーの立場にはそもそもバイアスがある。

しかしLGBTQ活動によって「ネット”も”利用した青少年の囲い込み」が行われている、という事実は変わらない。根拠論文は不正確な内容である、と指摘することはできても、『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』 というサブタイトルにある通り、あの本はSNSでの囲い込み行為も含めた、青少年への扇動、誘導を問題視している。

「トランスジェンダーを積極的に承認し、単に思春期の別の問題で精神的に揺らいでるだけの少女たちに、不可逆な性別変更を迫る」勢力があることは事実。 タヴィストック・ジェンダー・クリニックの問題をBBCが『Time to think』で指摘した通りである。

日本語でアクセスできる文字情報なら、こちらが情報多い。

・LGBTQ団体が、他の問題で悩んでいたりする青少年に、トランスジェンダーではないかと誘導して、健康被害をもたらしている。
・タヴィストック・ジェンダー・クリニックは、十分なカウンセリングをせず、実験的な思春期抑制剤→性ホルモン剤→乳房切除/生殖器官切除を行い、フォローアップをしていなかった。

タヴィストックジェンダークリニックが閉鎖 togetter.com/li/1923225

また、ショッキングな画像があることを事前に言っておくが、こういったまとめもある。

『もはやカルト宗教』ジェンダー・イデオロギーを信じて健康な乳房を切断してしまった女子高生に衝撃を受ける人達 https://togetter.com/li/1955435

現に今の日本においても、親に嘘をついてでもセクマイの集会(なぜか勉強目的の大人や青少年はお断りされ、悩めるセクマイ少年少女だけが参加を許される)に勧誘する運動『どこへ行くのと聞かれたら』がある。 このTwitterのハッシュタグは遠藤まめた(SRS手術をしていないが、性自認は男性だと言っている活動家)さんが始めた。当然ながら、その後多く批判されている。追記すると、『思春期ブロッカーは可逆的で、副作用は「少ない」』と主張し、批判もされている。(遠藤まめたさんによれば、思春期ブロッカーは可逆的で、副作用は「少ない」そうです。 千田有紀 https://note.com/sendayuki/n/nb777adcbdf54?sub_rt=share_b )

青少年を両親や公的支援から切り離し、囲い込む勢力のひとつが、
『トランスジェンダリズム(性自認至上主義。性自認がXXなら女性として扱うべきであり、性別変更手術等は必要ないとする)』
を取り入れた性的少数者のカルトではないか。

そう指摘することは、私が反トランスジェンダーではなく、 青少年の健全な育成を願う大人なら当然のことである。

トラウマや、家庭の問題によって居場所が無く、不安定な青少年は、その問題を解決する支援を受けるべきである。
『不必要な』性自認の問題へと誘導され、必要のない思春期ブロッカー(健康被害が指摘されている)や、乳房切除手術を受けるべきではない。

大人たちの政治的信条で、青少年に対する医療過誤を容認すべきではない。 そう言ってるのですよ。

ヤングケアラー施策周りの話

発端はこのニュース。

中2の18人に1人「ヤングケアラー」、悩み打ち明けられず…こども家庭庁が支援強化へ : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240221-OYT1T50109/

”ヤングケアラーが介護から離れて、子どもらしく過ごせるキャンプなどのイベントを想定している”
これを車輪の片方として、私は評価します。「子どもらしい時間を保証する」です。

車輪は二つそろって回すもの。 もう片方は、「ヤングケアラーを生み出さない社会を作る」です。

ただ、「社会の構造を変革しろ、大人の労働問題も含めて解決しろ」は子ども家庭庁単品でどうにかなるものではない。

子ども家庭庁単品の施策としては、「子どもで居られる場所、時間を保証する」今回の支援強化。 私は『必要なことをしている』と評価します。 ヤングケアラーの必要ない社会を目指すための、両輪の片方を回してるんですから。
厚労省はじめとした他の政治は、もう片方の車輪を回していただくべきです。

この支援強化を批判してるむきは、問題への焦点の当て方が一面的である、と考える。

「ヤングケアラーとして振る舞う必要のない場所、時間」を保証する施策は、各自治体でぜひ積極的に行ってほしい。 こうして国(子ども家庭庁)からもお金もらえるんだから、頑張れ。 と、地元の地方自治体を監視……見守り、激励することは、善き市民の義務と申せましょう。

ただ『バラマキだ!』っていうだけなら簡単です。
『どうすれば/どうあれば、バラマキじゃなく、最終目標としてのヤングケアラー無くすために資する政策になるのか』
という話ができないといけないですよ、市民。

『キャンプ等で一時的なレスパイトケアを公的に支援します! だから18歳になって成年ケアラーになるまで耐えてね!』

だったら、バラマキどころか、非情にして非道な、国家による子どもの搾取を推進してることになりますよね。
最終目標としてのヤングケアラー無くすために資する政策になれるのか?

お金という強力な支援を地方自治体に行うなら、 『それがヤングケアラーであるところの人々に、具体的にどういう効果がったのか』 負担が軽減されたか、本来その人が営むべき健康な生活に時間をさけるようになったのか、といった 『評価指標を設け、施策の評価を行う』 べきですね。

子ども家庭庁の動向には注意が必要ですし、
「評価指標は何をもって充てるのか? 施策の評価は各自治体まかせでいいのか? 統一した評価がなければ、ヤングケアラーへの一時的なレスパイトケアは、単に現状維持を強いているのではないか、という懸念がある」
って意見する心づもりはある。

代表者の、ちょっと常識を疑うような消費行動ツイートを覚えていますので、NPO法人フローレンスには、レントシーカー疑惑をかけてますの。 今どきの言い方をすれば、『公金チューチュー』でしたっけ。

大局的な話をすると、国家としては国民のできるだけ多くのメンバーに、高額納税者になって欲しいのよ。 ヤングケアラーへのアンケートで、「自由な時間」「学習支援」が2大ニーズ。

ヤングケアラーの実態に関する調査研究 https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=102439

身近な大人のお世話に、時間や体力を取られてる子どもの姿が、上記の調査で見えてくると思う。(特にしてほしいことはない、が小学生で50%とか、どんだけ精神力削られてるの!?)
そういう青少年が成長しても、身近な大人のお世話に時間も体力も取られた成年ケアラーが出来上がるだけです。

国家としては国民のできるだけ多くのメンバーに、高額納税者になって欲しいのに、
学習時間が確保できんから、高い知識・技能を必要とする仕事に就けない。
家族のケアのために、8時間労働とかに就けない。
結果:低収入で低納税額の国民が増える。
だから、ヤングケアラーを減らす施策取る。

こういう観点で見ると、 『低年齢のケアラーをケアラーのまま、成年なるまで温存する』 ような、お金だけバラマキして、評価は特にしないよーな施策じゃ困るんすよ、って話ができると思います。

私はね、何を見聞きしても 「政府はダメダ!政権はだめだ!」 と憤激の巨人になるひとを軽蔑してるんですよ。
自分も受益者かつ、政治参加者であるという意識があれば、
「ここを変えれば良くなる」
「この策の評価はどうなっているのか」
という話になるはず、それが日本国憲法の精神ではないかしら?

「自分はもう死ぬから放っておいて」系に遭遇する

介護で働いてると、よく「自分はもう死ぬから放っておいて」系に遭遇する。
そういう時って結局「自分の価値が低いと思ってる」ので、「いやあなたは十分価値あるひとですよ」というメッセージを届ける。

よくやるのが、
「そうは言うけど、このお歳で、まだしっかりしておられる。
足やらは弱るのは仕方ない部分ありますけど、こんな風に会話できるのはボケてない証拠ですよ。
体は弱っても頭がしゃんとしてるお年寄り、って私には理想なんです。どうかお元気でいてください。」
というお話。

介護施設でも古株の百歳越え利用者さんとかは、自分が施設にやってきたころ(それでももう90越えてた)のシャンシャン動けてた自分を比較して、
「もう全然動けなくなった」「早く死んだ方がいい」
とか言うけど。
それもひとつの『自分は価値が低くなった』という落ち込みの意思表示ですよな。

「いやいや、今まで頑張ってこられたんだから、左うちわで楽隠居してくださいよー。
XXXさんみたいに、体が衰えても頭はしっかりしてて、ちっとも悪いこと言わない、徳のたかいひとはね、私ら若い者からするとお手本なんです。
あんな風に年を取りたいね、って話してる。」
って言うと、照れた。

現実:XXXさんは認知症が進んでおり、もの盗られ妄想とかもあるんだ。若いころは畑をしてたというだけあり、身体はしっかりしてて、腕の筋肉とかすごいある。 熱心な仏教徒でもあるので、私はソンケイを表すことにしてる。

年を取るってだけで、自分の価値が減損してくように感じるのはまあ、仕方ない。 事実として、五感の働きは鈍り、無くなるものも多く、身体のほとんどは機能低下するからね。 でも高潔な精神を保つ、言い換えれば『他害しない』『自分も害さない』『穏やかかつ平和を愛する心を持つ』ことはできる。

介護職の話術っていえばその通りです。 家族とか、近すぎるとあんまり言えないっしょ。 本当は言った方がいい。 「まだ失われていない価値はあるよ」 って。

いうて、私の老親、遺伝学上の母親には(短期記憶がもう駄目になり、手続き型記憶の必要な料理ができなくなった。尿失禁とかもたまにある。今のところ自宅介護)それを言えるかって言うと、私も自信が無いけどね。だって認知症になる以前から、責任感というものが低い、親としてそもそも尊敬できない大人だったんですもの。

ツイッターやらSNSやらに徘徊する、承認欲求の餓鬼たちも、誰かにそう言ってもらいたくて カルトや情報商材の餌食になっていくんだろうな……感。

それにどんなプロだって、コミュニケーション取ろうにも居室に引きこもってるぬれ落ち葉症候群の高齢男性とかは、無理じゃねーか感あるよ。

高齢になっても『他害しない』『自分も害さない』『穏やかかつ平和を愛する心を持つ』ために何をしておくか、何を身に着けておくか。 わたしとしては、

「一人でも楽しめる趣味、他人に褒めてもらわなくても続けられる趣味を持とう」

です。

「高齢家族がすぐ『もう死ぬから(服薬とか)放っておいて』という」 ツイートを見て。 ついね、リプライするのは躊躇われる距離のお相手なんで放流しておくのです(*’ω’*)

イスラム教って多地域にわたってそれぞれ指導者がいるけど

情報を拡散させて味方を増やす、という話を、プロパガンダという言葉を使わずに言うと。 ハマスおよび支援してるイスラム国家、『自分とお身内にだけ受けが良い話』に飛びつきすぎ。

・啓典の民(ユダヤ教徒&キリスト教徒)と仲良くしなさい、って内容の『クルァーン』無視してる(ただ原文はそういう意味にとれなくもないよ、程度の内容。また、真っ向から矛盾する内容も『クルァーン』に書かれてる。その辺は後述)

・啓典の民に含まれてない、仏教徒の気持とか全然考えてないよね……

です。

『外国の民間人のご遺体を損壊して、あっらーあくばーる!叫んでる、パレスチナ人の動画』 を「西欧の偏向報道だ!」って糾弾したら、そりゃあ仲間内でなら溜飲は下がるでしょうけど。

その外国人のお国元や、「同じことされる可能性がある、ユダヤ教でもキリスト教でもない、非ムスリム」たちからすれば、 「あの宗教の信徒やべーな……」 なんですよ

『お仲間以外のひとたち』に
・自分たちの言動はどう映るのか
・その人たちに通じる言葉で何を言えば味方になってくれるか
考えてないか、考えが浅い、とわたくしは思いますね。

さて、ここに『「東と西」─諸宗教の共生─グローバル化した世界における間宗教的・間文化的な共生』というシンポジウムの議事録PDFがあるんだ。 このページの中のDownloadリンクから手に入れられるよ。

https://jdzb.de/ja/mediacenter/publications/70899

特に89頁からの『諸宗教の共生とイスラーム』は、非ムスリムにとって重要だよ。 クルァーンには相反する考えが示されていて、

1:ユダヤ教もキリスト教も、同じ神から啓示を受けてる。(それぞれの律法と啓典があるが同じ神のしもべ的考え)

2:ムスリム以外は失敗者である。(上記と反対)

伝統的イスラーム社会の中で、ユダヤ教もキリスト教も共存し得た。ことは言及されてるけど、じゃあ『現代社会においてはどうか』は言ってない。
無理だよね。
だって現にパレスチナとイスラエルの間は戦闘状態にある。

非ムスリム、わたしみたいに『仏教徒でかつ女性』にとって困るのは、上記1&2みたいな考えが流通してて。 しかも『地域ごとのムフティーがどっちの考えを採用してるか』が分からないときた。

以前もちょこっと言ったけど、YouTubeコメントでエジプトのムスリム(男性ね。女性ならムスリマって書くよ)と話した際。 話の流れで、私が作ったソフトウェアの解説を高く評価してくれたことには感謝しつつ、「仏教徒で女性」てことをぽろりしたとたん、どうなったと思う?

汚物に触れたかのように聖句を唱えて、異教徒を教化するイスラームのオススメ動画を送り付けてきたよ。

おま……21世紀やぞ……多文化共生、多元的宗教共生の世界に、少なくともエジプトのイスラム教徒は適応できねーなー……。

と思った。今もそう思ってる。

先のシンポジウム資料で、『「啓典の民」が包み込む範囲を拡げるだけでも』とかすさまじい楽観主義が語られてるんだけど、 仏教はマジ異質だから無理。日本の土着の神/カミ信仰も無理。 クルァーンにおけるゾロアスター教を見る目で見られる、以外の答えがでてこないな! 

『クルァーンに書かれた定義を解釈変更』するなんて、どこのムフティーができるんだ? やった事例、歴史上にあるのか? (戦時の特例とかで)あったとして、それは定着したか? みたいな話。私は寡聞にして存じ上げない。

まだ発売されても居ないAVについて

/* ページまたいだ部分に追記しました。「某団体が絶対激おこ」という前提で話してるけど、本当にそうかなって。 */

何度でも繰り返しますが、まだ発売されても居ないAVについて、コメントは差し控えさせていただきます。

「表現の自由」は発露の自由しか保障しないんだから表現結果の責任に対する免罪符ではないんだよ。(元ツイートは炬燵どらごんさんによる。)

上記に尽きます。
表現物に上下はないし貴賤もない。
技巧の良し悪しはあるでしょうがそれは『見て聞いて読んで』判断すべきものです。

ただし、出した方々は結果の責任を問われる覚悟、おありでしょうね、とは思います。そして1日経過して様子を見るに、

「一度は『表現の自由』を掲げた人間が、世に出る前の創作物をお気持ちでキャンセルした」

という事実だけが残りそうで、イヤンな予感です。

とある元AV監督さんが希望的観測を言ってると、逆にイヤンな予感が強まるのですよ。

・表現の自由界隈やアンチフェミ、アンチなんとか団体な連中がヤンヤしてくれる見込みだった
・実際は、プロダクションにそこまでの覚悟がなかったよ
・DL流通と通販流通が塞がれたらあっちゅーまに白旗

そんなオチが待ってそうで。

そして、 「まだ世に出ても居ない創作物の、タイトルとあらすじから予想される『傷つきました!』を忖度した人々による、キャンセル行為」 の記録だけが残ってしまうんじゃないかなって。

「でもアンタら、2023年10月にAV一本ぶっ潰したでしょ。俳優さんや監督、カメラ、音響、メイク、営業、進行、ADさんほかスタッフ全員への人権侵害なんだよ?」

って言われたら、ぐぅの音もでない事実をね。

一度は表現の自由を掲げたひとびとが、キャンセル行為の自覚なくやらかす、って予感がする。

起こされても居ない裁判や、法曹でもない素人の予測で、勝手なレッテル貼り(リベンジポルノの定義とか。どこから引っ張ってきたんだろう、という疑義がある)をして、商業作品の流通差し止めや自粛を要請する。
これがAVじゃなく、自分の好きなジャンルの創作物にやられても文句言えなくなる。

少なくとも、『リベンジポルノ』の定義はこれ。

私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律

第二条を音読してもいいくらいです。

「任意に撮影を承諾し又は撮影をしたものを除く

出演者全員が、事前に細やかな精神状態の安定、健康状態をチェックされたうえで、撮影直前まで『契約を撤回できる自由』を担保されたAV作品のどこに、リベンジポルノに該当する要件があるというのか。

私は、新聞記事や雑誌記事で、『準児童ポルノ』だの『性的商品化』だのといった、ナンチャッテ法律用語っぽいものに対して、神経尖らせてる勢です。

『リベンジポルノ』なる法律用語を、よりによって表現の自由、創作物の自由掲げてるひとびとが誤用することにも、当然噛みつきますからね?

それこそ、 『リベンジポルノという言葉を、適正AVへの非難に用いることで、本当の性犯罪を矮小化し、被害者を傷つけている』 と言われても申し開きできない誤用ではないかしら。

言葉によって自分の主張に正当性や力を得てきたのなら、言葉の誤りによって、自分の正当性やパワーを失うことになるよ。

もしこの騒動が、『表現の自由』を衰退させるのだとしたら、それは『出された創作物の内容』ではなく、

「世に出ても居ない創作物を、キャンセルしたという事実」

によって、衰退させると思っています。 だから、イヤンな予感なのです。あーあー。

共同親権推進者ってやっぱやべーな

比較的言葉穏やかで、法律の用語散りばめた共同親権推進アカを情報視界に入れてるんですが。
もう一方の親(おそらく男性)にも親権を →分かる
法律の運用として、男女を平等に → まあ分かる
海外ではこうこう → それ、子の利益になってんの?
『子どもの最善の利益』って言葉が…… → 皆無!
って感じ。

”共同親権になれば、紛争は減るという研究結果は知る限りない” という一連のツリーはこちら。

こういう話に異論をつきつけたいなら、できるだけIFの高い査読付き論文誌に掲載された、論文をソースに出していただきたい。是非お待ちしている。

で、先の『比較的穏健な法律的用語散りばめたアカ』の話に戻るけど。
・『子の最善の利益』はいつTL見ても一言も出てきてない。
・片方の親(親権ないほう)を、改正した法律『共同親権』用いて、いかに気持ちよく満足させるか、という話をしてばかり。

なのですよ。

こういう人たちに、親権持たせても子どもいいことねーなー、という見事な範例です。

現時点での法律で行われる面会交流でさえ、『子どもの最善』じゃなく、『自分の満足のため』利用しようとする人がいる。高価なおもちゃなどで誘惑、誘導したり、今の親権者を貶めたり恫喝したりして、自分を好きになれ、感情を満足させろ、ってひと。

常々思うんだけど、
『共同親権で上手くいくようなカップルは、そもそも離婚しない』
んじゃね?
そもそも離婚するようなカップルって、どっちに親権が行っても、もらえない側は怨恨たれたれじゃね? ですよ。弱者男性とかそーゆーのは置いておいて(あの論の誘導姿勢が気に入らない)

ちなみに、何か横やりが入って『子ども庁』が『子ども家庭庁』に名称変更になった挙句、共同親権に関しては「家裁に丸投げ」って感じの話になりつつあります。そういう議員がいっちょかみしてきたからってのもある。
私としては、共同親権や実子誘拐を主張してる人間が上記のように『言葉を飾っても中身はこれもんやで』だと思っているし、そういう人間の利害を代表した議員には、子ども家庭庁に絡んでほしくないんですけど。表現の自由、という一点において参議院議員の山田太郎氏には期待するところ大ではあるが、じゃあ現実の子供を守るという部分の、具体的中身はこれでは……。明石の市長とか入ってきたし……うん。