山に住みたい魚の話 資料(4-5時点での公開情報)

『上級者向け触手BL10: 山に住みたい魚の話 4,5』時点での公開情報です。 『上級者向け触手BL9』時点の設定公開情報と併せて読むと、また味わい深さが有るかも知れません。

メバル

(ドゴン族・基本女性形・12サイクル、僧侶) cover_BL9

Char_Mebaru_BL10:灰青色と言った方がいい色 :金色 髪:青みがかった銀色、ざっくり肩にかかる程度ロング、ストレート、適当にナイフで斬ったため左右非対称

身長:5フィート6インチ

体重:軽い。細い。貧乳。男性形でも体力はない。

一人称:私、メバル 口調:断定形多い。僧侶として話していないときは、少し幼い。

「メバルが異族だから、特別優しくしようというヒトと、異族だから酷いことしようというヒトがいる。君はどっちなんだ」

「喉乾いた。水。水飲まないと干からび死ぬー」

「私は体力ないんだ」

誕生日:2月の10週3日 自分に対する肯定感:30%

服装:皮膚の乾燥が怖いのと、ヒトの目にさらしたくないのとで、普段でも僧侶のケープつきローブと紺色系のタートルネック、ラムスキンの手袋、腿の途中まであるロングブーツを着用。ローブは3着同じモノがあり、タートルネックなどの肌着は厚みが数種類あるのを取り換えつつ使用。夏はノースリーブ、冬はもこもこ。

性格:猜疑心や警戒心というものが無きに等しい。「自分が約束したことは守る。他の人だって一緒だ。守ってもらえるに違いない」

お願い、とか頼み事、されると断れない。泣いて頼まれるともっと弱い。

異国において、たった一人の超少数種族という立場に置かれて、傷つけられることにも多く遭遇したため、悲しい気持ちを抱えている(怒りという考えは、本人の性格的に持てない)。

唯一の攻撃的な行動は、自身の生命や尊厳を守るために、『死を解放』すること。乾いた岩山に住んでみたいと思っているが、転移の座標石が1つしかないので、もっと資金をためて(自分で稼がないと意味ない、と考えている)魔術師ギルドに買いに行きたいらしい。

ヒト暦でいう半年の間で、レイプされたり売り飛ばされたり色々あった。ヒトや他の種族が、より少数で弱い種族をとりわけひどい目に合わせようとする、という事を学び、悲しむとともに、全種族への不信、憎悪を抱くまいとしている。それらを、両親に報告したりはしていない。(聖ドデカスには手紙を託しているらしい)
「私がこの土地で上手くやれるってことを、証明したいんだ」

常宿にしている『愛らしい深淵(The Lovely Abyss)』の女将や、聖ドデカス様の教えとかに支えられながら、「交渉で何とかする」技術を磨き中。

魔力を使わないとできないことにしか、魔力を使おうとしない。

好きな食べ物:煮魚、スープ、おかゆ等水分の多い料理か、生野菜、果実、生の魚、海産物。

苦手な食べ物:乾いたもの、ぱさぱさしたもの。干し肉は苦手で、水と一緒にいつまでも噛んでいる。保存食は割高だが、ペミカンを購入している。

暴走魔力:メバルはおとかーさん(ヒオ)の教えを受けて、僧侶としての修行も積んだ為、ある程度は自分でコントロールできる。精神的・肉体的ショックを受けると、それも難しくなる。月経中はさすがに女性形態を保つ。心臓にくるものがあるらしい。

ヒトの3倍は水分飲む(自称。実際は食事なども含めて最低5倍は飲む)体重50kgあたり、一日5リットルは摂取する。海水も飲めるが、耳の後ろにあるスリットから塩が多く出されて、手入れがちょっと面倒になる。

耳のすぐ後ろに、鰓の名残りのスリットがあり、わずかな呼吸ができる。主呼吸の代理をするほどは無く、水中呼吸もできない。水中に居る時以外は、水を飲んだときに掌で少量の水分を補給しないと不快になる(塩分が少しずつ出ており、洗い流さないと周囲の皮膚が炎症を起こす)。普段は閉じている。

摂取する水分の大半はしっとりした皮膚から水蒸気の形で発散されており、涙を流すのを嫌う。乾燥したり使い続けることで胼胝ができることはなく、酷いときは乾燥した部分の皮がむけて出血・炎症を起こす。

汗腺が無く、汗をかくかわりに細胞間から水分が多めに出るだけである。尿はほとんど出ないが、無いわけでもない。他の体液も、ヒトほど多量ではないが分泌はする、ただし無意識的に分泌できない。唾液をのせた≪濡れたキス≫は一番の大切な相手に、「心の杯がいっぱいになって、あふれ出る証拠」のひとつとして行う。意思で涙を留めるのは難しいが、≪心を表す水≫を流すとき、誰かに受け止めてもらうか、海(=深淵に眠る御方)に還すかのどちらかでないと、涙を流すのは不名誉な行い、幼児的であるとされる。

手指、あし指の間に、ヒトより1cmほど広い皮膚があり、これもヒレの名残という。

ヒレ自体の感覚は無く、ヒレの付け根周辺部の皮膚感覚が鋭い。

脇の下から、腿の半ばまで、身体の側面皮膚のすぐ下に震動を感知する腺がある。魚でいうところの側腺器官の名残とされる。振動(音)の他、温度変化、海水の塩類濃度変化、電気刺激に敏感。布の上からでも強く押さえられたり、擦られると非常に痛い。

血は赤く、筋肉は白っぽい。血液内の赤血球には核があり、白血球数はヒトより多い。そのため、「ヒトのかかる疫病や毒の類はほとんどに耐性ある。毒も薬も効かない、酒にも酔わない」。

死の解放

僧侶は多くの人の『死』を阻んできたため、高徳であればあるほど、多くのヒトの『死』で解放されるはずだった名前の無い魔力を手元に留め置いている。望めば、声ひとつ発することなくそれを解放し、ヒトならば即死させられる。大半は「ヒトの死」のエネルギーなので、高位の魔物には打撃ダメージ程度。

転移の座標石

(マジックアイテム)

魔術師が作れるアイテム。一か所だけの≪座標≫とよばれるものを記憶できる。座標登録時の定型文で、ヒト成人3名程度までの移送魔法陣を展開し、≪座標≫の場所に送り届ける。

金貨7千枚は高額だが、稼ぎのよい冒険者なら複数所持できる。座標登録の呪文は小石内部に圧縮してあるので、呪文を読める訓練を終えた者なら、誰でもその場所にて座標再登録できる。事故率については、誰もそのことは指摘しない。

魂の欠片

(マジックアイテム)

魔術師が作れる高価な物品。一人のヒトの肉体の一部(髪や爪が多い)を用いて作られる。これを地面の下に埋めておく。肉体が滅びた際、魂の欠片がある場所で再生できる。ただし生まれたままの姿に戻るので、大抵の冒険者は安全な家のなかや、すぐ近くに衣類一式を置いた場所に埋める。成功率は90%。失敗率については誰も何も指摘しない。

ヨアクルンヴァル(Joaqllnvar)

赤毛、怒矮婦(どわーふ女性) ハンマー振り回す戦士。あまり日銭稼ぎの職人仕事に興味がない。そのため、冒険者ギルドでの仕事見つけるのが得意。身長4フィート。日焼けした肌、黒い瞳。丸顔。泥汚れを気にしないが、銅や深いワインのような臙脂色を好む。実年齢40代だが30歳くらいに見られる。

テイ・スロール(Thei=throl)

身長5フィート8インチ、褐色の肌と茶色の目。灰色のくしゃくしゃ鳥の巣のような髪をしたヒト男性。アースカラー系のローブを好む、≪豊饒の大地≫で魔術を学んだ魔術師。首元にサファイアのついたネックレスをつける。

弱冠17歳の最年少、頬にはそばかすが散っている。

『愛らしい深淵(The Lovely Abyss)』の女将ナニャーナ・サビワ

森人(エルフ)族、女性、30代(外見上) 肌色:色白 明るい茶色の目、ショートカットの黒い巻き髪、顔がほっそりしているので目が大きい印象を残す。

身長5フィート7インチ、手足が長い。

暗色系の衣類を好み、左足が自由に動くようスリットが入ったドレスがお気に入り。

彼女の声は退屈したような、少しアンニュイな響きがある。

聖ドデカス様の『袋(避妊具)』や『媚薬(潤滑油、クリーム、軟膏)』類を一手に仕入れ、娼婦・男娼20人前後を健康に管理する、超やり手の娼館経営者。≪空飛ぶスパゲッティモンスター≫教会の一般信徒であり、ここク・タイス(Ch’taith )国にやってくる前も、カルコサス市で娼館を経営していた。≪空飛ぶスパゲッティモンスター≫教会で学んだ公衆衛生学が、彼女の経営の秘訣なのだが、周囲の人々は「謎めいた美しいエルフ女」がどうやって娼館を上手くやっているのかさっぱり理解できていない。

温い温泉(湯温度30度)が湧く場所に現『愛らしい深淵』を建てた際、教会からの資金援助も受けている。援助はとっくに返済完了。冒険者がいっぱいいるク・タイスの都でさらに儲け、送金している。面倒見がよい姉御肌。「姐(あね)さん」と呼ばれがちなのを、「女将さん」と呼ぶよう従業員教育に余念がない。

メバルの『おとかーさん』 ヒオ(氷魚)

ドゴン族、基本女性形 肌色:白に近い黄緑、金色の目、腰まである白銀のストレートヘア、切れ長目の森人(エルフ)っぽい顔

身長6フィート5インチ、細身、貧乳

白と明色を組み合わせたローブを好む。≪深き谷≫の修行を積んだ魔法使い。ク・タイスに一時期滞在した。メバルのよき理解者、学者肌。自分の見解を否定されると、むきになる短気なところがある。傑出した魔力を持ち、魔力による形態変化も多い。生来はライギョとほぼ同じサイクルで同じ性別に変化するが、魔力コントロールによる変化で『ツガイ』を組んだ。ライギョとツガイなんて、と言い続けていたが、ある事件をきっかけにライギョを深く愛している自分に気づく。

巨大茸を生きたまま改造した庵を造り、研究室にしている。

メバルの『おかとーさん』 ライギョ(雷魚)

ドゴン族、基本女性形 肌色:暗灰色の青、黒い目、青みがかった灰色の髪、メバルに似たヘアスタイル。

身長6フィート、筋肉質、貧乳

ズボンとゆったりした武闘着を好む、武闘家。15年前ク・タイスの武術大会にて、素手で他種族を圧倒し、優勝した。国主おかかえの武術師範にと請われたが、「この土地は乾きすぎている」という理由で断った。この半年後、ヒオと『ツガイ』になる。種族責務を果たさず、聖ドデカスのために異国に出かけるメバルの事を、どうしても理解できない。

≪ドゴン族≫種族特徴:聖ドデカスこと、≪空飛ぶスパゲッティモンスター≫教会の司祭たるドデカスが、魚から作り出した種族。ヒト属に近づけてある部分と、上手くできなかった部分が混じりあっている。

生まれたとき、両親から名前を『釣った魚がよくわかる図鑑』からつけてもらう。「自分と同じ名前の魚を食べると、滋養強壮になる」という迷信を信じる傾向にある。

彼らの暦で言う一か月サイクルの男性形・女性形入れかえとは別に、高い魔力が暴走すると性別変化を起こす。

ク・タイス(Ch’taith )

 王を持たぬ都市。カルコサス市と同様、商人と貴族、宗教界の重鎮からなる議会政治を敷いている。議会議長が『国主』と呼ばれ、議長は議会内選挙によって5年に一度選ばれる。

最大の産業は≪コリウォンの迷宮≫と呼ばれる、巨大地下迷宮とそこに群れ集う冒険者たち。一世紀前の魔術戦争によって荒廃した土地であったが、入植した一族が地下深くまで続く洞くつを発見したことから、都市ができるまでになった。倒れた魔術師の名をとってコリウォンの迷宮と呼ばれる。コリウォンを殺した魔術師は、 ≪ナナノナナエニヒトツカケ≫と呼ばれ、いまだ存命らしいが、誰もそのことは指摘しない。

最初に入植した一族、ク・タイスが村を作り、洞くつ発見に伴い、冒険者が訪れて深さが計り知れないことが分かった。この時、ク・タイス家は即座にこの危険な洞くつを、「魅力的なクエスト」として冒険者たちに紹介した。また、「ク・タイスの法」をしき、「コリウォン迷宮探索のため、ク・タイスに滞在する冒険者は、その出身、種族、来歴を問わず自由市民として扱われる」とした。

冒険者と名乗れば、犯罪者でも逃亡奴隷でも誰でも自由市民なので、あらゆる階層のあらゆる種族をひきつけた。また、迷宮から得られる財宝は、迷宮からあふれ出した魔物(探索によって、解放された魔物も沢山居るが、誰もそのことは指摘しない)の危険を差し引いてでも魅力がある。

冒険者たちが消費する食料や装備品を売りつける商人、修繕する職人、そのほか様々なサービス業者が集まった。コリウォン迷宮の産物は他所では見られぬ希少素材であり、魔術師、鍛冶師、薬師、細工師、職人たちがこぞって入手を急ぐ。

このため、宿2棟と隣接する粉ひき場であった村は、数年で都市となった。

一世紀を経た現在、海辺の港地区は発展し、造船所が一か所ある。川を4kmさかのぼったところには、『最初の宿』を中心とした4軒の大きな宿がある。コリウォン迷宮は、探索が進むにつれ一か所ではなく、4か所の出入り口を設置するに至った。もちろん、都市に魔物が解放されないよう、厳重な管理が敷かれている。高い宿代は「とにかく早く深層にゆきたい」冒険者が喜んで支払っている。

この4宿を取り囲むようにして、繁華街、それを取り巻く住宅街が城壁に囲われてク・タイスを形成する。城壁の外側にも、住宅と農地が入り混じったカーペットのような土地が広がっているが、貴族家の所領である。

ク・タイスの法

さきの自由市民身分保障は有名であるが、もう一つの側面もある。

「都市の警備隊は、都市全体に奉仕し、個人に奉仕はしない」

警備隊の給与は高く、買収は実質不可能で、彼らの高貴なる責務は誰にも邪魔できない。公務執行妨害は無裁判での即時処刑を意味する。なお警備隊の高貴なる任務は、都市各所にある門の警備と出入りの管理、街路における交通整理などである。

商人ギルド(商人貴族は年50金貨、独立自営業は年10金貨の年会費が必要)は商人間の取引を監視し、トラブルを仲裁する。

貴族家は、同一階級間の複雑な闘争を、まるで何かの競技のように厳密なルールに則って行う。公然たる決闘を一切とがめられない名誉階級。

宗教界は各宗派の説くところに従っているが、表面上は互いに『自ら生きよ、そして他を生きさせよ(Live, and let live)』の態度をとっている。一般信徒には、決して明らかにされない水面下における暗闘は、貴族家にひけをとらない。

冒険者ギルドは、あくまで「冒険者への仕事の斡旋、仕事関係のトラブル仲裁」をするための互助組織である。各職業ギルドも「互助組織」の形態をとっている。登録、職業相談、伝言ボックス貸出、会議室や相談用の個室貸出し、貸金庫など様々なサービスを有償で提供している。

すなわち、どこのギルドにも願い出る伝手を持たない、影響力を持たない者を守るような『法』は無い。

犯罪発生率は高い。自由市民は、市民権を自らに由って守らなければならない。

犯罪被害者は大概沈黙するか、何らかの形をとって「冒険者ギルドにクエストを発注する」。復讐という、あらゆる法のなかでも最も古い法は、ク・タイスでも健在である。

ギーラ(Giela )

ヒト、27歳、男性、日焼けした肌、黒目 、黒髪、長い(毛先跳ね有) 四角い感じの顔、薄い唇、身長6フィート3インチ、中肉。柄のあるローブを好む≪千匹の仔を孕みし黒山羊≫の修行僧。ガッチガチの異性愛主義者。サディスト。

アーネル(Urnell )

ヒト、21歳、女性、色白、黒髪(肩にかかる位置でカールさせたセミロング)、顎が丸い顔、鼻がやや高、 黒目 。身長4フィート8インチ、あと身長の割に胸が大きい。同性にしか興味がない。

乗馬スカートと、深みのある色合いを好む≪詩人≫。豊かな声とリュート演奏の達人。

ドデカス司祭(16くらい、12本)

目の色 明るい茶色

髪 薄い色の金・長い・一本三つ編み

肌 肌色

体格 見えにくい。背は低い。愛らしい。

口調 普段だと「~っ」他人の目がないときは優位者。

ショゴス遣い。よく表情変わる。聖域からはめったに出歩かない。カルコサス市の参事会(市議会のような機能を果たす)に行くと、『慈しむ目』で見られちゃうぐらい可愛い。スパゲッティを筆頭に、「触手っぽい」という理由で麺類が大好き。ヒトへの理解は、ウンデカスよりはあるらしい。1本上位なので、ウンデカスのことを『弟』のように考えている。

一人称『僕』。主を持たず、全体への奉仕者という立場を選んだ。

今作にては作中に声のみ登場。≪ナナノナナエニヒトツカケ≫様の資質を受け継ぐ触手でもある。

カフェ『ディユアンルーリン』

『帝苑緑林』の北京語読み(Di4 yuan4 lu2 lin2)。女店主ツァオ・ナイナイ(有翼人)の切り盛りする、人気カフェ。商談によし、デートによし、広くはないが、竹や植物、布の衝立で仕切った庭園風の店。床は芝生で、テーブル回りだけ竹と木の板で足場を作ってある。悪天候の時以外、天井がわりの竹瓦を取り払っている。ケーキ、スイーツ類は大半がこの店でつくられた物で、他店より2割ほどお高いが、評判も良い。

(筆者の過去作品『メイガス・インフィニティ』より再登場。)

ツァオ・ナイナイ(Zhao Nai-nai)

有翼人、薄い緑色の目、白い翼、白い髪。腰まであるのを背中で一本の三つ編みにしている。ほっそりした体格で、身長4フィート5インチ。

ライル(Lail)

半人半馬(ケンドール)族、蹄鉄つき二足歩行型。≪愛すべき深淵≫の男娼も兼務できる従業員の一人。褐色の肌、すこし落ちくぼんだ感じのするダークブラウンの目と、ブラウンの体毛。顎がすこし四角い。≪モフモフ=フッサーラ≫を信仰しており、あまりふっさりしてないたてがみの豊かなることを祈っている。素肌に革の前掛け(ジャーキン)と、黒っぽい色の衣類を好む。立ち上がった時の身長は5フィート10インチ。精霊使いの初歩的な技が使える。

一人称 俺 メバルのことを『メバルさん』と呼ぶ。

フィンデカーノ(Findecáno )

≪愛すべき深淵≫の料理人の一人、ヒトの振りした半魔族。赤い皮膚と、青い瞳、大きな鼻をしており、黒髪を耳の脇で揃えたおかっぱ頭。身長4フィート11インチ、太っている。樽と間違えてもいいくらい太っている。調理師の恰好でないときは、赤系の衣類(布を巻き付ける系)を好む。一人称や愛称は『フィン』、そう呼ばせることを好む。意地わるく振る舞う時はとことん意地が悪い。「メバルのような生き物は危なっかしくて見てらんねえよ」と乱暴な表現ながら、気にかけている。絶対に認めないが、「危なっかしい生き物」が放っておけない、面倒見のよい性格。

ネダー=ス(Nedar’th)

≪愛すべき深淵≫の男娼も兼務できる従業員の一人。巨人(ギガース)、男性、身長8フィート、色白の肌、茶色の目と真っ直ぐな金髪。四角ばった顔立ちで、つり目、鼻は尖っている。筋肉は相応についているが、鍛えてはいないので長い手足を持て余したような印象。白っぽい仕立てのよい衣類を好む。左手首に七宝飾りのついた銅製のブレスレットをしている。都市の追いはぎになりそうなところを、女将さんに拾われた。

一人称 僕 他人のことをあまり名指しや人称代名詞では呼ばない。

ヴィヴォー(Vivor )

≪愛すべき深淵≫の女性従業員。有翼人(alae アーラエ)、オレンジ色に近い赤毛、青い目と色白の肌を持つ。翼も先端がオレンジ色に近い茶色。柔和な印象の目をした丸顔の若い女に見える。身長5フィート5インチ、ほっそりしている。明るい色の、上半身(とくに背中が開いた)を束縛しない衣類を好む。足の綺麗な女性(S)にいぢめられるのが好み。

異国のサムライたちに常連多い。彼らの言葉では、ヴィヴォーの名前が『美しい顔』を意味して聞こえるそうな。

一人称アタシ、メバルのことを『メバル様』とよぶ。

ヘイファ(黒華、Hei1-hua2)

≪愛すべき深淵≫の女性従業員。黒い髪が豊かな蛇系獣人。「闇に浮かぶ月のよう」な白い肌をしている。

酸は無効であるがアルカリ弱体性をもつ。ヒトの体液、ことに尿や精液が苦手。暖かい場所を好み、暗視、赤外線視ができる。関節が多数あるため、ヒト姿時でもおそろしく体が柔軟。8年前にこの店に転がり込んでからも、誓約書を書かせても客の無体が止まらず、片目を失明している。顔の上半分を白い絵付け仮面で覆って、火傷(精液を顔に掛けられた際にできた)の痕を隠している。『怒りの精霊に憑りつかれ』ると、相手を殺すまで絞めつけ、死体をさらに傷つけ、引き裂くまで発作が止まらない。メバルの一階真下、ボイラー室の裏に自室をもつ。暖かい部屋が大好きな引きこもり。歩くのも走るのも嫌い。色のこだわりは無いが、絹製の身体に巻き付ける衣類を好む。細工物や、造花造りが趣味かつ実益を兼ねる職人でもある。

ナニャーナいわく、「ヘイファがヘイファであることに、悪の原因は何一つないわ。誓約を破る客が悪いのよ。殺されてとーぜんねぇ」

怒りの発作に憑りつかれていない時は、穏やかで情け深く、ことのほかナニャーナには恩義を感じている。

一人称わたし、メバルのことを『メバルさん』と呼ぶ。

ツォスベレーズ(Zhoth-belerth)

翠玉鱗(スイユーリン、Cuiyulin)種の龍種(ルォンチョン、Long2-zhong3、ドラゴン系獣人の一種とも言われる)だが、竜の血が濃くでている。三叉鎗を使う重装戦士で、コリウォンの冒険者。≪愛すべき深淵≫常連客の一人。多種族の平均からすれば恵まれた体格と、強酸のブレスを吐けるという特技もちとして、優れた戦士なのだが。龍種のなかでは、体格劣っており、ハンサムとも言い難く、速い話がモテない。体液が強酸で、かつ射精にいたると一時間くらい、というからお相手探しが大変な様子。母は別の娼館の稼ぎ頭。

影潮(Shadow Flux)号

クーガー(ピューマ)の獣人、Lao’ch(ラオク)の所有する船。奴隷で船足を稼ぐタイプのガレー船。都市間の貿易品売買ではなく、後ろぐらい連中相手の洋上取引で儲けている。また、相手が弱そうなら略奪を働くこともある。

ラオクの統治は優秀ではあるが、残酷さと脅迫によるところが大きい。他所の船より乗組員の逃亡は少ないが、反面自殺や病死が多く、入れ替わりが激しいのも、恐怖統治を助けている。

ラオク( Lao’ch)

クーガー(大陸オオヤマネコ)の獣人、男性。黄褐色で毛先が赤みがかった、黄金のような髪をした、鼻が大きく、顎もしっかりした彫りの深いかおだち。よく日焼けした肌と、濃い茶色の目を持つ。6フィート9インチと大柄で、肩幅もしっかりした筋肉質。装飾のない、明るい色の衣類を好む。右腕の上腕二頭筋に大きな傷跡が残っており、ピンク色に残ったそこを誇示するようにしている。実年齢24だが、30代に見られてしまう。

珍しいもの、とくに「どこそこで唯一」という価値に執着し、傍に置いて大事にする、とは、囲い込んで征服することだと思っている。自分よりも大きな力を持つ相手には、とりあえず引き下がるものの、恨みを持つと根深い。尊重、という概念の対極にある価値観の持ち主。

一人称 俺、相手の名前を呼ぶことが無い。

Char_Cehabus_BL10シアバス(Cehabus )

ハーフ森人(えるふ)の男性。影潮号の航海士。10代の外見。両耳を自分で切り落として捨てた。日焼けした肌と、薄緑色の目、短く刈りこんだ真っ直ぐな金髪をしている。身長5フィート9インチ、ホネが浮き出て見えないのが不思議なほどの細身。動くのに必要な筋肉以外は『重い』ので嫌だという。ラオクの元で生きるのが嫌で仕方ないが、他に行く場所も考え付かないために留まっている。「俺の人生、誤算だらけ」と思っている。

一人称 俺、メバルのことを「アンタ」とか「メバルさん」と呼ぶ。口調はですます調が基本だが、自分の述懐には砕けた言い方になる。

Char_Moopie_BL10ムーピー(Moopie)

カワウソの獣人。影潮号の水夫。血が濃くでたと言って、半獣形態よりもヒト型になったことがなく、できない。頭があまりよくない。手足に水かきがあり、海上生活は「塩辛い」ことが多いが、町では仕事がないから、と影潮号に居る。喉の下をくすぐるように撫でられるのに弱い。「ミャー」という子ネコのような声でなく。身長5フィート7インチ、細長い流線型カワウソに、ヒトの手足をくっつけたような体型で、手足が短い代わりに、大きな蜥蜴のような、剛毛に包まれた長い尾を持つ。先端が丸い耳、頭部と背中、手足の大半は栗色の体毛(剛毛の下に密生した柔毛がある)、体の下側は薄い灰色の毛。

一人称 ムーピー、メバルのことを「メバルさん」と呼ぶ。恩義を感じている。

Char_Oiennabth_BL10オアイーナブス(Oiemabth)

墨鱗(モウリンmo4 lin2)の龍種(ルォンチョン、Long2-zhong3、ドラゴン系獣人の一種とも言われる)。影潮号の水夫、三叉鎗を使う。黒い髪(剛毛なので短く刈っている)と長い顎髭、こめかみから生えた黒いジェイドのような角2本が特徴。外見40代。ラオクの船の水夫。すこし猫背。

以前はシアバスの身を案じ、できるかぎり庇護していた治療師を、≪必要を満たす相手≫としていた。

一人称「自分」相手の名前をあまり呼ぶことが無く、武士の言葉遣い。尊敬する相手は「(名前)殿」と呼ぶ。

Char_Richme_BL10リクミ(Rich’me)

有翼人、黒い羽毛をした珍しい外見。(通常は白か灰色)≪モフモフ=フッサーラ≫信徒がうらやむほどの艶やかな髪と羽毛を持つ、ラオクの船の水夫。有翼人基準からすると、不細工の部類になるが、ヒト基準では普通。泣き虫というか、感情をあらわにするのに抵抗が無い性格。難しい熟語を棒読みする、『じゆうしみん』『てきせいそうだん』など。

一人称「リクミ」メバルのことを「メバルさん」と呼ぶ。

治療師(名前未設定)

種族、外見未設定。オアイーナブスの『必要を満たす相手』だった男性。面倒見がよい。シアバスのことを心配して世話をやいていたらしい。クラスは『ヒーラー』なので、魔術、神聖呪文は使用せず、衛生、医術の知識で治療や健康管理を行う。「友人以上で恋人というより、『色恋すっとばして、もう伴侶だなぁ』」とも言っていたとは、オアイーナブスの言。

レニマン(Lenimang)

ヒト男性、中年。影潮号のギャレー担当で、情報収集の重要性をもっともよく理解した人物。『補給船』兼『交易船』となった影潮号のリーダーとなる。

コモロウ(Commo-low)

アフ諸島等で栽培される、樹木の花から蒸留精製で得られる精油。イランイランに似た扇情的な香りがし、実際にリラックスさせるが興奮作用もあるため、媚薬にも用いられる。ヒト、およびヒト類似種族用で、ドゴン族には効果が無い。

魔香ガーデニア

文字通りガーデニアの花の香のこと。ドゴン族はこの花を、理性では制し得ない欲望を刺激するから、魔の香りと呼ぶ。

茶土生(ちゃはぶ)

墨鱗の龍種、オアイーナブスが崇敬する神格の名。異国の者達がそれぞれの種族や、武術の系統ごとにもつ、『八百万の神』のひと柱。

ククルラウプ・トリルァイク (Cchrrrrlaru’p trillych )

メバルいう処の≪力の強い生き物≫で海のともだち。ヒョウモンダコに似た斑紋をもち、暗い海の底でもよく見える。呼吸や脈拍に合わせて、斑紋の形と、周辺の発光細胞の光(赤と紫グラデーション)が変化する。テンタ族と仲が良いし、メバルたちドゴン族のことも知っている。深海に住むためめったに会えない。今回呼んでくれてありがとー!という反面、もうちょっと格好いいところを見せたかった、と考えているらしい。

船乗りたちはクラーケンと呼んだ。

アズミ族

メバルいう処の≪小さく賢い生き物≫で海のともだち。魚を二足歩行形態に近づけたらこういう感じ、という魚ヒト属。集団行動で、巫術師(ウーシューシー、シャーマンのこと)を頂点とする社会を持つ。白から青系銀の鱗をもち、主武器は白い珊瑚を加工した三叉槍。シャーマンは赤珊瑚をつないで首から肩、胸の正面を覆う大きな飾りをつける。

彼らにとってのメバルは、『神様(深淵に眠る御方、空飛ぶスパゲッティモンスター様)と直につながった大いなる種族(テンタ族)』の造った『賢くちからのある種族』なので、ヒト属の信仰でいえば「地上におりてきた天使」のように尊い。

メバルからみた彼らは、『ドゴン族は聖ドデカス様に造られた種族で、アズミ族は自然の系統にそって生まれた種族。同じ≪深淵に眠る御方≫の信徒、生まれでの分け隔てはよくない。海に暮らす友達は大事なのだ』である。

メバルがあまりにフレンドリーなので、時折戸惑っている。

海中大陸棚に広い海草牧場をもち、魚の養殖をおこなっており、基本的に領域を犯さないかぎり、ヒト前に姿を現すことがない。

 

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