やっと有給に入れた話

さて、紹介によって利用者が増える理由を3つほど挙げましたが。
私が今日まで勤務していた施設は、この3つの理由全てにおいて『ダメダメ』でした。

1.ケアマネ達から評判が悪い。評判が悪い、という表現だと、むしろ生温いです。

生活保護を受給していて、反対するような身寄りが1人もいない、高齢な上に身体及び精神の障害も持っているため、どんな劣悪な環境下に置かれても文句を言いづらい利用者を抱えたケアマネぐらいは、 「問い合わせをしてくる」が、利用には至らないと言うぐらい、評判が悪い。

この話をしてくれた古参社員は、こういう話もしてくれた。

生活保護受給者=毎月の固定的な収益が堅い利用者として、他の営業成績が悪い同一市内の店舗に、転居させたりしていた、と。現在も、大分市内の不採算店舗から、別府市の新規店舗へ『収益が手堅い利用者』をなんとかもぐりこませられないか、上層部は手探りしているという。

私が介護職員基礎研修を同期で受けていた人たちの中には、 「家族にケアマネージャーがいる」とか、 「奥さんは独立系のケアマネ事務所開いている」という人もいました。そして、同期の研修生たちは、研修終了後も連絡を取り合っています。
同じような事は、他の年度の研修生達もやっています。
就職した先の企業の情報は、交換され拡散しているんです。

2.すでにいる利用者や、家族からの評判が悪い。
所長などは、
「『特別養護老人ホームの入所待ちが空いた』利用者はいたが、ご家族はこの施設がいいと言ってくれた」
と、自慢話のように語っている。
古参社員は、家族の側も貧しい人が多く 「お金がないから仕方なく入所させている」という側面が強い、と語っている。

私は、個人的な好き嫌いを脇において評価した場合、古参社員の言っている解釈の方が実情に合っている、と考えます。

3.OB OGは決して新規利用者を紹介しない。

内情知っているから、の一言に尽きます。

例えば、入れ歯の洗浄剤。 『ポリデント』や『タフデント』と言うタブレットタイプのものがあります。これは、界面活性剤に漂白剤を主成分として、顆粒剤や錠剤の形態でなるものです。
日常のお手入れは、流水でブラシ洗浄するだけで十分です。義歯洗浄剤で一晩漬けおきする必要があるのは、せいぜい1週間に1回ぐらいと言われています。
私が勤務していた施設では、毎週金曜日と月曜日の2回、一晩つけおきします。

ただし、全員、上下総入れ歯の人であっても、ひとつの錠剤を四分の1に割ってます。
1人の義歯ケースに四分の1個しか入れません。
介護労働安定センターの人に相談した際に聞かれたことですが、

「ブラシで落ちない汚れは?」
答え:薄茶色になって義歯についたままです。

介護労働安定センターの人は呆れて、
「洗浄剤を入れたと言う気休めですね」
とコメントされました。

もう一つ例をあげましょう。衣類用洗剤は、 『無りんホワイトウォッシュ 1箱(10kg入) 日本合成洗剤』を使用していますが、低温の水道水に溶けにくい。水の硬度にかかわらず、溶け残りが大量に出ます。粉末洗剤を洗面器などに入れてお湯で溶かしても、溶け残りが出る始末。
それらは全て、利用者さんの衣類にくっついています。

私は家族に、介護施設を研究するなら、掃除用具置き場と洗濯機置場を見せてもらえといいます。利用者の衣類がボロボロになっている、毛玉がいっぱいである、溶け残った石鹸が裾や袖口についている、といった部分は見分けがつきづらい。
ですが、洗濯機周りが汚いとか、クソ安い洗剤を使っているなどは見分けがつくでしょう。
掃除用具置き場でも同様です。掃除用具が整理整頓されてない、掃除用具が汚いまま、という事は、掃除が手抜きであることを意味します。倉庫の空間を能率よく使っていないなどは、『よく使うもの』と『季節ごとにしか使わないもの』『破損や汚損ができた場合のための予備』といった物品の収納に順序がつかない=業務改善効率化の意欲が薄い、ということを意味します。

当然ながら、勤務していた施設では、望ましくない状態でした。
また、業務の改善や効率化を希望している職員は沢山いましたが、現場の業務を知らない、あるいは知ろうとしないで、『自分にとって美しいと感じる状態』を正義とする代表取締役および所長は、このような現場からの要求を、いくらでもそれっぽい理由をつけて却下しています。大半の理由は、どんな風に綺麗な言い方をしたところで、結局のところ『余分なお金を出したくない』というものでした。

もちろん、体育会系の考え方をする職員などは、導線の悪さや動線の悪さ、チェックリストの未採用などを検討するという発想がありません。
何事も常識と精神論でのりきろうとするし、他の職員にもそれを要求する職員がいることも、事実でした。

最後にもう一つだけ例を挙げましょう。これは大分市の長寿福祉課に相談した事例でもあります。

やっと有給に入れた話」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 辞表を書かされそうになっている話 | 切身魚/Kirimisakana

  2. ピンバック: 辞表を書いた上に有給がない話(続編あり) | 切身魚/Kirimisakana

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