まだ発売されても居ないAVについて

/* ページまたいだ部分に追記しました。「某団体が絶対激おこ」という前提で話してるけど、本当にそうかなって。 */

何度でも繰り返しますが、まだ発売されても居ないAVについて、コメントは差し控えさせていただきます。

「表現の自由」は発露の自由しか保障しないんだから表現結果の責任に対する免罪符ではないんだよ。(元ツイートは炬燵どらごんさんによる。)

上記に尽きます。
表現物に上下はないし貴賤もない。
技巧の良し悪しはあるでしょうがそれは『見て聞いて読んで』判断すべきものです。

ただし、出した方々は結果の責任を問われる覚悟、おありでしょうね、とは思います。そして1日経過して様子を見るに、

「一度は『表現の自由』を掲げた人間が、世に出る前の創作物をお気持ちでキャンセルした」

という事実だけが残りそうで、イヤンな予感です。

とある元AV監督さんが希望的観測を言ってると、逆にイヤンな予感が強まるのですよ。

・表現の自由界隈やアンチフェミ、アンチなんとか団体な連中がヤンヤしてくれる見込みだった
・実際は、プロダクションにそこまでの覚悟がなかったよ
・DL流通と通販流通が塞がれたらあっちゅーまに白旗

そんなオチが待ってそうで。

そして、 「まだ世に出ても居ない創作物の、タイトルとあらすじから予想される『傷つきました!』を忖度した人々による、キャンセル行為」 の記録だけが残ってしまうんじゃないかなって。

「でもアンタら、2023年10月にAV一本ぶっ潰したでしょ。俳優さんや監督、カメラ、音響、メイク、営業、進行、ADさんほかスタッフ全員への人権侵害なんだよ?」

って言われたら、ぐぅの音もでない事実をね。

一度は表現の自由を掲げたひとびとが、キャンセル行為の自覚なくやらかす、って予感がする。

起こされても居ない裁判や、法曹でもない素人の予測で、勝手なレッテル貼り(リベンジポルノの定義とか。どこから引っ張ってきたんだろう、という疑義がある)をして、商業作品の流通差し止めや自粛を要請する。
これがAVじゃなく、自分の好きなジャンルの創作物にやられても文句言えなくなる。

少なくとも、『リベンジポルノ』の定義はこれ。

私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律

第二条を音読してもいいくらいです。

「任意に撮影を承諾し又は撮影をしたものを除く

出演者全員が、事前に細やかな精神状態の安定、健康状態をチェックされたうえで、撮影直前まで『契約を撤回できる自由』を担保されたAV作品のどこに、リベンジポルノに該当する要件があるというのか。

私は、新聞記事や雑誌記事で、『準児童ポルノ』だの『性的商品化』だのといった、ナンチャッテ法律用語っぽいものに対して、神経尖らせてる勢です。

『リベンジポルノ』なる法律用語を、よりによって表現の自由、創作物の自由掲げてるひとびとが誤用することにも、当然噛みつきますからね?

それこそ、 『リベンジポルノという言葉を、適正AVへの非難に用いることで、本当の性犯罪を矮小化し、被害者を傷つけている』 と言われても申し開きできない誤用ではないかしら。

言葉によって自分の主張に正当性や力を得てきたのなら、言葉の誤りによって、自分の正当性やパワーを失うことになるよ。

もしこの騒動が、『表現の自由』を衰退させるのだとしたら、それは『出された創作物の内容』ではなく、

「世に出ても居ない創作物を、キャンセルしたという事実」

によって、衰退させると思っています。 だから、イヤンな予感なのです。あーあー。

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