LLi法を自分でアレンジした抽出油。使用した油はピュアオリーブオイル(食用だけど賞味期限がヤバい系)。
- オリーブ油210gをはかり取る。
- 大きなボウルに10gずつ茶こし袋に分包したパプリカ粉末、エタノール(消毒用のIP入りではなく、純粋エタノール)で浸して色素が出てきたら、オリーブ油を足す。
- スプーンで茶こし袋を押さえつけながら、ゆっくり撹拌して、油全体に色素が行きわたるようにする。
- 油全体にいきわたったら、スプーンの背で茶こし袋から油を押し出し、取り出す。
- 水を倍以上入れる。浄水器を通して塩素除去したもの。
- 分離するのを待ち、シリコンチューブを用いて、サイホンの原理である程度水を外に出す。
- まだ少量水が残っているので、ビニール袋に移し、再分離したら、袋の底を小さく切って水を除去。
- 真っ赤なパプリカ色の油が165g採取できた。ここまで、約3時間。
この油を用いて、石鹸を作成。油その他の材料配合は下記の通り。
オリーブ油 165g
ココナッツ油 45g
苛性ソーダ29g
水 71g
キャノーラ油 200g
ココナッツ油 45g
苛性ソーダ32g
水 83g
いずれも苛性ソーダ99%換算、鹸化率92%、水分量34%で計算。
45分経過した時点で、ペットボトル内の溶液がポタージュよりもったりしてきた。片方ずつ、少量型枠に流し込み、簡易な紅白混ぜ模様のある石鹸にした。
反省点:キャノーラ油のほうのペットボトルは、なかなか鹸化が進まず、30分経過しても液体っぽかった。同じ時間経過、同じ撹拌方法であっても、オリーブ油のほうは(エタノールを小さじ1/3入れたせいもあって)もったりしてきていた。
改善点:次回似たような多色石鹸を創る場合は、同じ油脂組成にし、鹸化反応の速度を同じ程度に保ちやすくする。