あまりもの抽出油消費石鹸

石けんのタイプ: 固形石けん(苛性ソーダ使用) 製作日: 2014/11/27
石けんの名前: あまりもの抽出油消費石鹸 気象条件: 天気:曇り    室温:20℃  湿度:71%
【材料】
油脂名(鹸化価) 分量 油脂全体に対する割合
キャノーラ油 279.5g ( 57%)
ココナッツ油 100g ( 20.4%)
米(ぬか)油 111g ( 22.6%)
油脂合計 490.5g
他材料 分量 備考
アルカリ(苛性ソーダ) 65.2g (アルカリの純度99%)(鹸化率92%)
水の量 167g
【石けんシミュレーション】脂肪酸組成 含有量 (%) 棒グラフ
カプリル酸 8:0 1.6
カプリン酸 10:0 1.3
ラウリン酸 12:0 9.6
ミリスチン酸 14:0 3.7
パルミチン酸 16:0 7.8
パルミトレイン酸 16:1 0
ステアリン酸 18:0 2
オレイン酸 18:1 43.8
リノール酸 18:2 20.9
リノレン酸 18:3 6.8
リシノール酸 18:3 0
エイコセン酸 18:3 0
その他 18:3 0
不飽和脂肪酸含有量 (%) 71.5
【特 性 ポイント】
肌適性 7.2
洗浄力 8.3
起泡力 7.1
硬さ 5
くずれにくさ 4.4
安定性 4.9

タイム抽出したキャノーラ油と、トマトリコピン抽出した米油が余ったので、ココナッツ油とキャノーラ油を足して石鹸作ってまいります。今日仕込みしておけば明日にはカットできる…といいな、と思いつつ。

オリーブ油のLLi法抽出テスト用せっけん

LLi法を自分でアレンジした抽出油。使用した油はピュアオリーブオイル(食用だけど賞味期限がヤバい系)。

  1. オリーブ油210gをはかり取る。
  2. 大きなボウルに10gずつ茶こし袋に分包したパプリカ粉末、エタノール(消毒用のIP入りではなく、純粋エタノール)で浸して色素が出てきたら、オリーブ油を足す。
  3. スプーンで茶こし袋を押さえつけながら、ゆっくり撹拌して、油全体に色素が行きわたるようにする。
  4. 油全体にいきわたったら、スプーンの背で茶こし袋から油を押し出し、取り出す。
  5. 水を倍以上入れる。浄水器を通して塩素除去したもの。
  6. 分離するのを待ち、シリコンチューブを用いて、サイホンの原理である程度水を外に出す。
  7. まだ少量水が残っているので、ビニール袋に移し、再分離したら、袋の底を小さく切って水を除去。
  8. 真っ赤なパプリカ色の油が165g採取できた。ここまで、約3時間。

この油を用いて、石鹸を作成。油その他の材料配合は下記の通り。

オリーブ油 165g
ココナッツ油 45g
苛性ソーダ29g
水 71g

キャノーラ油 200g
ココナッツ油 45g
苛性ソーダ32g
水 83g

いずれも苛性ソーダ99%換算、鹸化率92%、水分量34%で計算。
45分経過した時点で、ペットボトル内の溶液がポタージュよりもったりしてきた。片方ずつ、少量型枠に流し込み、簡易な紅白混ぜ模様のある石鹸にした。

反省点:キャノーラ油のほうのペットボトルは、なかなか鹸化が進まず、30分経過しても液体っぽかった。同じ時間経過、同じ撹拌方法であっても、オリーブ油のほうは(エタノールを小さじ1/3入れたせいもあって)もったりしてきていた。

改善点:次回似たような多色石鹸を創る場合は、同じ油脂組成にし、鹸化反応の速度を同じ程度に保ちやすくする。

『上級者向け触手BL』6がKindle配信開始

中表紙イラスト

中表紙に使用した、彩色違いのドデカス司祭。

というわけで、『上級者向け触手BL6』がAmazon Kindleにて配信開始しました。

今回は腹黒さ全開のドデカス司祭と、久しい感のあるペンタ君短編の2作を収録しております。
左のイラストは、中表紙に使用した、表紙とは彩色変えたドデカス司祭。私の『カワイイ』脳内定義と、実際に描けるものはこれほど乖離しております。違う、違うんだー、と思いながらもこの画風以外描けなかったんじゃよー。
だからCC-BY4.0で公開。
もっと萌えーな絵の得意な人に、ちょっと描いてみて欲しい。いやもうマジで。

手取り早く石鹸を作る

石けんのタイプ:  固形石けん(苛性ソーダ使用) 製作日: 2013/12/22
石けんの名前: 手っ取り早い石鹸 気象条件: 天気:晴れ    室温:13℃  湿度:70%

材料

油脂名(鹸化価) 分量 油脂全体に対する割合
ココナッツ油 100g ( 18.2%)
キャノーラ油 250g ( 45.5%)
米(ぬか)油 200g ( 36.4%)
油脂合計 550g
他材料 分量 備考
アルカリ(苛性ソーダ) 72.6g (アルカリの純度99%)(鹸化率92%)
水の量 187g
特 性 ポイント
肌適性 7.2
洗浄力 8.3
起泡力 7
硬さ 4.9
くずれにくさ 4.5
安定性 4.9

手持ちの石鹸が少なくなってきたので、手っ取り早く計算していました。こちらのサイト http://plaza.rakuten.co.jp/tsukutsukusoap/diary/201002120000/ の石鹸シュミレーションを利用しています。

パプリカ抽出色つきの石けん 解禁

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本日、先月仕込んでみたパプリカ抽出油の石鹸を解禁しました。カットした時点でも、すごく色鮮やかな石鹸でしたが、 1ヶ月経つと言うのに色は衰えておりません。画像ではレッドクレイで色付けした石鹸と、以前のドライトマトから抽出した油の石鹸2種類を比較に置いてみました。

パプリカ抽出油石鹸2

 

ドライトマト抽出油は、乳液やその他そのまま用いるコスメティック素材としてならば、色は落ちないのですが。苛性ソーダという強いアルカリにさらされる石鹸の場合、退色してしまいました。

肌適性や、洗浄力といった意味では

特 性 ポイント
肌適性 7.1
洗浄力 8.2
起泡力 6.9
硬さ 4.8
くずれにくさ 4.8
安定性 4.9

上記のようなスコアです。柔らかくて崩れやすいけれど、とても良い石鹸ですね。

パプリカ抽出色つきの石けん カット

昨日仕込んだ石けんを、木枠から取り出してカットしました。その写真がこちらになります。

パプリカ抽出油の石けん カッティング

仕込んだときより、赤みが増したように思います。これから一ヶ月の熟成期間を経て、どのような色合いになることか。人生の楽しみですね。

なお、写真に写っている『牛乳パックとなめこスナックの残骸』めいたものは、牛乳パックとなめこスナックの空き箱で作成した、自家製『ソープカッティングガイド』です。奥に光って見えるのが、カット用の釣り糸です。
「カッティングガイドとは、つまるところ『縁に糸を沿わせて、真下に下ろす』のと、『下側に空間があること』が条件。
『厚みを均一にできるような目盛り』がついてればよし。
また、カット時点の石けん生地はやわらかいのに、危険極まりないので、手が直接触れないように押し出すチューブでもあるべき。」
結果、数枚の牛乳パックと、その時たまたま手近に合ったなめこスナックの空き箱でこのようなもんが出来上がりました。接着はセロハンテープです。用に足りればいいのですよ!

パプリカ抽出色つきの石けんレシピ

先日の記事に引き続き、赤い色のついた石けんに挑戦中の今日この頃。本日はパプリカ粉末で抽出した、すごく赤い色の油を用いて石けんを仕込みました。

石けんのタイプ:  固形石けん(苛性ソーダ使用) 製作日: 2013/06/09
石けんの名前: パプリカ赤色テスト用 気象条件: 天気:曇り    室温:25℃  湿度:60%

材料

油脂名(鹸化価) 分量 油脂全体に対する割合
キャノーラ油 160g ( 26.6%)
ココナッツ油 100g ( 16.6%)
米(ぬか)油 342g ( 56.8%)
油脂合計 602g
他材料 分量 備考
アルカリ(苛性ソーダ) 79.1g (アルカリの純度99%)(鹸化率92%)
水の量 205g

トマト抽出色つきの石けんレシピ

使用油脂 キャノーラ油、米ぬか油とも、ドライトマト粉末をウルトラ抽出したもの。

石けんのタイプ:  固形石けん(苛性ソーダ使用) 製作日: 2013/06/01
石けんの名前: 201306トマト色 気象条件: 天気:晴れ    室温:24℃  湿度:60%

材料

 

油脂名(鹸化価) 分量 油脂全体に対する割合
キャノーラ油 180g ( 35.6%)
米(ぬか)油 325g ( 64.4%)
油脂合計 505g
他材料 分量 備考
アルカリ(苛性ソーダ) 62.6g (アルカリの純度99%)(鹸化率92%)
水の量 172g

土曜日の休日にも、お試し予定です。さーて、どのような色になることか。

トマト抽出油の乳液レシピ

アルコール抽出のチンキ(アロマな方面では、ティンクェとかコーディアルとか言われてるもの。アルコールで薬草やハーブの成分を抽出したもので、それ以上でもそれ以下でもない。)を、ドライトマトで作成しました。

注意:私は化学と薬学を援用しています。
ホメオパシーや、『レメディ』と称した砂糖玉を一切信用しません。また、他の人にも絶対お勧めしません。

トマト抽出油

  1. カゴメドライトマト 10gをミルサーで粉末にする。
  2. 粉末をお茶パックにいれる。
  3. お茶パックを密封できる小型保存容器に入れる。
  4. 無水エタノール(96度)を10cc入れる。スプーンで圧迫し、よく湿らせる。
  5. 翌朝6時間以上経過後、キャノーラ油100ccを入れる。
  6. 連日スプーンで圧迫したり、攪拌したりして、『油が入れ替わり立ち代り、よく粉に接して抽出できる』ようにする。
  7. 一週間かそこら繰り返し、油全体が赤みがかったオレンジ色になったら、湯煎でエタノールを飛ばし、油分だけを絞り取る。(いわゆるウル抽、ウルトラ抽出)
  8. 残ったトマトは、オムレツや炒め物に放り込んでおいしくいただきます。

という作業でできたトマト抽出油。これを用いて乳液を作成します。